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ハードコア・パッドスタイル第7回 調性スケールとモード|うりなみ

ハードコア派のみなさん、おはようございます。

パッド沼へようこそ…

終わったと思っていたでしょう…

記事が一人にでも売れる限り、noteは続けます。Abletonの電子書籍を出すためには稼ぎ続けなきゃいけないですからね…

何かがおかしい…

ハードコア・パッドスタイルは非ハードコア派のみなさんも大歓迎しております。

ハードコアは一日にしてならず。

ハードコア派への道を踏み出すのもいい選択ですよ。新年度になりましたし、気持ちも新たにパッドで遊ぶのはいかがでしょう…

座学多めです。まあ、と言っても他に比べると圧倒的に弾いて覚えるのが多いわけですけれど。

いままで、ハードコア・パッドスタイルではコードを中心に扱ってきました。

まずはコードを弾けるようになることで、実際の制作やプレイに活かせるようにと考えていたわけです。

いよいよスケールの導入です。でも。パッドなら難しくないです。大丈夫です。

時間を掛けてきたのはコードを覚えていると、スケールを理解するのは決して難しくないからです。

元来、コードとスケールは切り離すものではない。

え?どういうことと思われると思いますが、繋がってきますからね。

そしてね、実はパッドはスケールを覚えるのも簡単なんです。これは4度のクロマチックという特性が効いてくるんです。

実際、音楽を作ったり演奏したりするのに覚えることはそんなに多くない。

ハードコア・パッドスタイルでは網羅的に理論を解説するのは主要な目的にはしていなくて、弾いていくうちに、「ああ、そういうことね…」という理解をしてもらえるようにと考えています。

普通の人は、やりたいのはどう考えたって音楽を作ったり、演奏したりすることであって、理屈を理解するのが第一義に来るなんてことはないでしょうからね。

スケールも覚え方はいろいろあるんですけれど、パッドは視覚的に非常にわかりやすい。

全ポジションでスケールを弾くことは全く難しくないです。

そして、実は第6回までのハードコア・パッドスタイルをこなしている皆さんにとってはほぼ苦労なくチャーチ・モードは覚えられるんです。

コードの転回形を第3回では徹底的にやりました。もし、今回のハードコア・パッドスタイルをご覧になって、あれちょっと抜けてるかもと思ったら戻ってみて下さい

今後テンション、UST、モードなどを扱っていく時にこのあたりの話が前提になりますから、楽しんでやっていきましょう。

今回は今まで扱ってこなかったスケールについてちょっと考えてみましょうか。

今までもスケールの知識は扱っていないわけでは無かったわけですが、ここで少し一旦整理しましょう。そういうわけで、ちょっと今回は座学多めなんです。ここ抑えてないと後で混乱しますからね…

覚える必要はないので、まあ、そんなものかと思っておいてください。

楽しんでいきましょうね。慌てずに。

メンバーシップでは質問や弾き方について楽な弾き方などの情報をシェアするDiscordがあります。また、メンバーシップでは最低月4度、三井田くんやメグさんのレッスン動画が追加されますので、濃厚パッドライフが送れます…

不定期連載のLick of The Dayシリーズもあります。練習用のプロジェクトファイルが付属しています。

調性音楽

私達が聞く音楽というのは大別すると調性音楽とそれ以外に大別されます。

え、「世の中を2つに分けるとするなら…」という感じの大分胡散臭い言い方ですね…

音楽システムとして西洋音楽の根幹にあるのがこの調性音楽です。私達が普段耳にする音楽の多くが調性音楽と言うシステムに基づいて作られていると言っても良いかもしれません。

私は現代音楽しか聞かんという方は別ですけど、まあ、そういう人はハードコア派の中にはいないでしょうからね…いたらおもろいな…

まあ、調性音楽が主流だったと言ったほうが正確なのかもしれませんけれど。というのは、より正確にいうのであれば、調性音楽とそれ以外の考え方がレイヤーしているのが現在の商業音楽では多いわけです。

我々ハードコア派の理解としては、調性音楽というのはメジャーとマイナー・スケールから作られているもの。

ドミナント・モーションを中心とするコードの推進力を使っている音楽だとざっくり理解しておけば良いです。

私達ハードコア派はモードも演奏することになるんですけど、調性音楽とモードというのは別の体系です。理論は別なんです。

またさらに理解を面倒にしているのは、ブルースというまた、別の体系があるからですね。

と、なかなかわけがわからない状態になっていますので、今回、我々ハードコア派はどう考えていこうか考えましょう。

まあ、基本的に弾ければ良いので、ここを押さえておこうという点に絞りました。いつも通りプラクティカルに行きます。

ざっくり理解

むちゃ単純化すると、「もう調性音楽って、退屈よね…」と言ってモードが使われるようになった。

まあ、そりゃそうですよね。

メジャーとマイナー・スケールだけで作られてるんですから。

モードそのものはそれこそグレゴリオ聖歌などでもあったので、全然新しい手法ではないんですけれども。

今はグローバル化されて、我々は調性音楽を当たり前のものと思ってますけど、そんなことはない。コードがない音楽もたくさんありますからね。

そして、ジャズ、ファンク、ブルースなどは調性音楽とモードがレイヤーしているようなところがあるんですね。

そもそも西洋音楽と別の体系のものがぶつかったと言えばいいんでしょうか。その衝突がある。

このあたりは、もう第6回までこなされたハードコア派のみなさんにとっては「え、そんなの当たり前すぎる…」と感じると思います。

私達はすでに調性音楽だけの世界には生きていない。

ブルース以後の世界に生きている。

クラシックなロックなんかはブルースを直接的な参照元にしていますしね。まあ、ロックンロールなんて普通にブルースですしね。

まあ、これはNat King Coleのカバーですけど。ニューオーリンズ味がありますね。

そして、ブラックミュージックに関していうと、モードの理論で回収しきれないところがあります。

だって、ブルースの3度は本当に3度で、西洋音楽の長3度と短3度って言えますか?ドミナント7が安定して聞こえるのは?

なので、モードや調性音楽の仕組みだけで解説するのは難しいところがあります。だからこそ弾いて覚えていくのが大事になるわけです。

モードはコードもなくてもいい。あってもいいんですけど。何じゃそりゃって感じですよね。大丈夫。弾いたら分かるから…

モードとは

え、調性音楽とモードって何なの?

頭の中が疑問符でいっぱいのはずです。でもね。皆さん殆どはモードは聞いてるはずなんですよ。

モードってどんなものというのはめちゃ単純にまとめるとこういう感じでしょうか。アホっぽい感じですけど…

まあ、やってる側としてはこれくらいの理解ではないでしょうか。

  • 調性音楽っぽくなくしようね
  • コードも3度で重ねると調性音楽を感じるから4度も使おうぜ
  • それなら調性音楽最大の特徴の ドミナント・モーションを感じさせない ほうが良いよね。
  • メジャー・スケール、マイナー・スケールを露骨に感じさせるようなのは、調性音楽っぽくなるから、モードを感じさせるような音使いにしようぜ。
  • アボイドは機能和声考えないんだから(これはまた後でやるので、そんなものと思っておいて下さい)考えないぜ。
  • コードの力を借りるより、そのモードでムードを作ろうぜ

こういう感じのやつですね。モード。

え、ロックでリフってそもそもコードがないからモードでは?

テクノってそもそもコードすらないぞ。もしやこれはモードでは?
と思ったあなた。

調性音楽で重要なドミナントからトニックという流れもガン無視してますよね。

ロックを象徴するパワーコードなんか、3度すら入ってない。これを調性音楽というのは無理がありますよね。

なので、モードというのは正解です… 

ペンタトニック一発のソロと、ハードなリフだけで成り立っている曲はありますよね。あれもモードなわけですね。 

ちょっと書くのを忘れていましたが、モードらしさを醸し出すポイントは難しい顔することかもしれません。

あと、確信を持ってるように見せるのは大事。

いい加減真面目な人に激詰めされそうですね。まあ、そういう方はこんな記事読んでないからええやろ…

一応、よく使われるモードの表を貼っておきます。でも、今、覚える必要はゼロです。書いただけ。読まなくていいです。

モードは今後ガッツリやります。弾いたらすぐわかりますから。

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メジャー・スケールと音は同じだけれど並びは違うのねくらいの理解でいいです。今回は見取り図を作るのが目的ですからね。どうでもいいですが、私が10代のときはイドフリミエロというので覚えろと師匠に言われたんですが、今でもそう教えるところあるみたいですね。初出は何なんでしょう。気になります…

先程のまとめを見てもらったわかるように、モードは調性音楽から抜け出そうとして発展したという流れがあるわけです。

モードらしさを感じる作法が調性音楽らしくないプレイをすることが特徴になる わけですから、まずは調性音楽の仕組みを知りましょう。

調性音楽とは、メジャー・スケールとマイナー・スケールからできている音楽という理解でいいです。

なんですけど、分かりにくいんですよ…

これは、ジャズ・ポップス理論の宿命と言えます。

クラシックの理論バリバリの人からは怒られちゃいますけど、メジャー・キーとマイナー・キーを全く区別しない人はインプロやる人では結構いるんです。

というか、人によっては全部マイナーと考える人すらいます。

私の師匠はそういう人でした。マイナー・コンバージョンって手法です。

え、そんなこと成り立つのって思いますよね。成り立つんです…

メジャーとマイナー・キーを区別しないことはプラクティカルな要素もありますね。

思考することを減らせるから、プレイヤーとしては便利なところはたくさんある。

私たちハードコア派は明確にどっちかわからなかったら好きに弾けばええんやよ。これはジャズの歴史的には正しいと言えましょう…

なぜか。見ていきましょう。今回は今までと違った角度で説明しているので、疲れたら休みながら行きましょうね。

【ここまでのまとめ】

私達が普段やってるジャズ、ファンク、ブルース、ロックなんかは、調性音楽とモードが混ざってます。テクノなんかはモードで作られている方が多いでしょう。

特にブルース以降の音楽、ブラックミュージックは教科書通りのモード理論だけじゃ説明つかないようなものがあります。

モードは、調性音楽みたいに「次はこのコード!」みたいなものはありません。ドミナント→トニックみたいなことはなくても良い。

極端な話、コードなんかなくてもいい。やりたい放題なんです。

人によっては調性音楽でも、メジャーとマイナーを区別しない人もいます。

カオスですねえ…

さ、では調性音楽を理解するための知識をまとめていきますよ。調性音楽の根幹になる2つの区分をまず理解しましょう。

追記:2025/11/22

メンバーシップの方では結構モードについての記事があります。R&B,ファンクで用いられるモードはあんまり語られてないけど、ジャズとはだいぶアプローチが違うんです。

コードの正体はスケールですけど、逆もまた真と考えると、全く持って違う光景が見えると思います。パッドならでは体系化ですね。

メジャー・スケールとマイナー・スケール

そもそもスケールって何かというと、段階的に上がったり下がったりする音の集合ということになりますかね。

近現代の音楽はメジャー・スケールとマイナースケールに基づいて考えられている。

メジャー・キーというのはメジャー・スケールに基づいて出来ているもの。マイナー・キーというものはマイナー・スケールに基づいて出来ているもの。

ここまで何も難しいことはないですね。

メジャー・スケールは全音半音で表すとこうなります。

全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半

ナチュラルマイナー・スケールは表すと

全 – 半 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全

キーが変わってもこの関係は変わらない。だから、こう覚えろと言われますね。

メジャー・スケールとマイナー・スケールは絶対に覚える必要があります。コードのシステムはこれらを元にして作られているからです。

度数で覚えよう

でも、度数で覚えていた方がいいです。

パッドの場合は音程をRからの距離で非常に把握しやすいメリットがあるわけですし、コード進行をナンバーシステムでやることを考えると、こちらの方がシンプルです。

即興したりする時に「えっと、全音2つ…」なんか考えていたら思考が遅すぎますよね。

遅いものは覚えない。度数で覚えることはそもそも全音や半音がいくつあるか覚えていることになりますし。

そしてmがついてるだけでマイナースケールとわかりますよね。全半などで表記で覚えるより直感的にスケールを識別できる。今後、モードをやるときにも重要になってきます。

ですので、こう覚えましょう

メジャースケール

R – 2 – 3 – 4 – 5 – 6 – 7

ナチュラルマイナースケール

R – 2 – m3 – 4 – 5 – b6 – b7

短3度、短6度、短7度を表現する時にフラットをbで表現します。

bをmで表記してあるものもありますね。

メジャーとマイナーがわかりやすいようにジャズ系のものだと短3度のみmと表記するのも多いです。ハードコア・パッドスタイルではこのスタイルで表記します。

7は何も書いていなかったら長7度。b7とあったら短7度。b6とあったら短6度です。シンプルですね。

楽できるところは楽しましょう。思考を遅くするようにしないのはプレイするときには特に大事ですね。

追記:2025/11/22

平行調

お馴染み5度圏の図を見てみましょう。

調性スケールのCメジャーの下にAmがありますね。Cメジャーの6番目のA音から始まるものがAナチュラルマイナーです。始まる順番が違うだけで、音は同じってことですね。

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Cbなどは理屈の上では作れるが、使われない。

こう言った関係にあるのを平行調といいます。

追記:2025/11/22

学習用サイトを作りました。

実用性を重んじて、マイナーキーの場合はハーモニックマイナー由来のV7 をダイアトニックに入れてあります。

調号

調号というのは譜面読む時にめんどくさくないように#やbを五線譜の最初に書いてあるわけです。

例えばBメジャースケールから成り立つ曲を譜面に書くとして、毎回#を書いておけば書かなくていいですよね。便利。

そして、調号は常にメジャーキーとマイナーキーを持ってます。

え、うりなみさん、「よくわからなくて絶望…もう駄目だ…」

そう思われるかもしれないですけど大丈夫ですよ。落ち着いて考えてみましょう…

AナチュラルマイナーというのはCメジャーと同じ音で構成されてますね。

つまり音が同じということは、調号が同じということです。

ということは調号を見れば、キーが分かるということですね。

5度圏の図を見たらわかりますね。パッドだと視覚的に一発でわかります。
マイナー7のフォームを押さえたら平行調の関係が分かるということですね。

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CをルートにするとコードはC、AをルートにしたらAm7

基本フォームを転回してもいいですね。

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メジャーの短3度下がマイナーキー。覚えるのが大変なら手形で思考を節約しましょう…

「僕はマイナーじゃなくて、メジャーコードを押さえて探したいんや…」そんな方もいらっしゃるかもしれない。

甘え上手な現代っ子ですね…でも、嫌いじゃないぜ…

大丈夫ですよ。

Am7=C6だから転回して考えてもいい。

このあたりは第3回ハードコアパッドスタイルでめちゃくちゃやりましたからね。

え、知らない?おかしいですね…今すぐブラウザバックして購入することをオススメしますよ…

C6です。音としては、C,E,G,Aになります。6度の位置が平行調になるとわかればわかりやすいですね。

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Am7の第一転回形でもある。インプロ、バッキングでは転回形を多用するのでしっかり覚えたい。

我々ハードコア派は常に コードとスケールを結びつけて考えましょう。

即興するときにはたくさんの選択肢を持っていては間に合わない。

少しの道具を限りなく上手に使えるようにしておくと決断のスピードが早くなります。

即興なんて一秒間に1回どころではないスピードで決断しているわけです。だからすぐ引き出せるようにしておく必要があるわけですね。

譜面を見て秒でキーを測定する方法

はい、アホみたいに簡単ですね。だってコード上下に動かすだけだから。調号がいくつついているかは手形を動かしたらわかる。

なんて単純なんでしょう…

これは64パッド、4度のクロマチックの利点ですね。視覚的に音楽を理解しやすい。

譜面、全部読めなくても、譜面がある音楽をやるならキーが分かる利点があります。

理論って実際にあるものを説明しようとしているものだから、耳が悪い人ほど知ってると理解しやすくなるわけです。言語と同じですよ。

耳だけで喋れて話せて、そのうち文字も対応関係覚えて出来る語学の天才みたいな人もいますけど、まあ、普通に文法や単語、小さい単位で分解できたら習得は早いに決まってますよね。

こんなので失われる個性って、「文字読めるようになったか私の個性はなくなるんや!」と言ってるのと同じですよ。

まあ、それで失われる個性ってどれだけ蛮族なのかとちょっと興味はあるな…

パッドの場合は音と見た目が一致してるから、皆さん勉強すればするほどわかることは増えていきます。

譜面も少しずつやりますけど、50音覚えるよりは遥かに簡単ですから、安心して下さい…

そして、みなさん、母国語喋るからって自分がエライって思います?

そんなことないですよね。オープンマインドでいましょうね。

ただのツールです。

ハードコア・パッドスタイルでは理解しやすいよう、弾いたり作ったりしやすいように、正確さよりも出来る事を重視してます。

まあ、お前理論を重視してないやろと言われたらそうなんですけどね。好きなんですけど、音楽を続ける方が重要だと思ってますからね。

さて、余談が過ぎました…

多くの曲はダイアトニックコードで出来ている部分が多い。そりゃそうです。スケールからコードは作られてるんですから。

ダイアトニックコードというのは、調性スケールのそれぞれの上に3度ずつ音を重ねて言ったたものです。すでにやりましたね。

そしてベースはコードのルートを弾くことが多いわけですから、キーがCでベースがDを弾いてるなら、Dm7の可能性が高いということですね。大分楽になるでしょ?

他にもこういう手法もあります。

そして、ブラック・ミュージックやその影響が強い音楽では特にドミナント7thに全てのダイアトニックコードが置き換えられたりするんでしたね。

え、知らない?おかしいですね…今すぐブラウザバックして購入することをオススメしますよ…

知識があればあるほど、コピーはしやすくなります。ね、こういうのが来る可能性が多いと知っていたらアタリはつけられますから。

知識は弱者の杖で、決して敵視するものではないと重ねて強調しておきます。

リレイテッド25はまた251特集でやりますけどね。

でも、過去記事を全部買うのはしんどい。大丈夫ですよ…(揉み手)

そんなあなた、定額で過去記事も読み放題、Discordなどで質問も出来、そこでしか読めない記事や動画があるメンバーシップはいかがでしょう。なんてオトクなんでしょう。

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フフフ…

ラーメンで特盛にして餃子をつけるより安い値段で一ヶ月楽しめる。そして、パッドはモテる。モテにモテます。バツ2の私が断言しますよ…

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もちろん、Cycle of fifthで右回りなら#が増える、左回りならbが増えると覚えていいですけど、パッドならみてすぐわかるわけですよ。最終的に覚えるにしても楽にできることからやっていきましょう。理屈が好きな人は、キーが変わる度にメジャー・スケールを弾くと意味がわかると思います。

ダイアトニック・コードは暗記しよう

ダイアトニックコードとは、メジャー・スケール、マイナー・スケールのそれぞれの音に、3度ずつ(一つとびずつ)重ねると出来るコードです。

ジャズ・ポップス理論では4和音で表すことが多いですね。

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平行調の関係にあるCメジャーとAmのダイアトニックコードは同じ。 だが、ディグリーは当然違う。 キーがAmならⅡはⅡm7b5となる。キーがCメジャーのⅡはⅡm7となる。

鍵盤なら12キー全てのダイアトニックを暗記しないと即興は難しい。

個人的には即興するための障害は暗記できないことにあると思ってます。多くの人にとってそうです。

レッスンで手法を覚えても、即興するときは瞬間的に引き出せない。そういう方は多かったんですね。

情報としての暗記は当然ですけど、マッスルメモリーと呼ばれるような体を動かして覚えておくことは大事です。「わかる」と「出来る」の間には凄く差があるわけですね。

だから、キー判定にしても何にしても弾いて覚えて欲しいんです。ハードコア・パッドスタイル全編を通じて言っていることですけれども。

動画では、4和音+トライアドでスケール(チャーチモード)を作れると言ったのも、今まで反復して弾いてる方なら一発で頭に入ったと思います。

ダイアトニックコードをさっと弾け、認識できることは今後みなさんに計り知れないリターンがあるということを保証します。だからこんなにコードを先にやってきたんですよ…

調性音楽やるにしてもモードをやるにしても格段に楽になります。

いや、本当に。

モードというと別に何弾いてもいいイメージがあると思うんですが、そんなことはありません。

難しすぎますね…

「何食べたい?」「なんでもいい…」そう言うからラーメンを食べに行って地獄を見たことはあるでしょう。わかっていますよ…

本当、たくさんコピーしていくしか無いんです。でも、まずどういうツールを使うかは知っておく必要がありますね。

モードだって、いうなればメジャー・スケールをどこから弾くかだけだからダイアトニック・コードは共通しているわけですよね?

ですから、もちろん、ダイアトニックコードは使えます。

モードは調性音楽のアンチテーゼとして発達した面がある

ただ、モードでもよく使われるボイシングはある。

ブラック・ミュージックでは特にそうです。このあたりはモードに入った時に詳細にやります。

ブルース編やってからだと、そのつながりにびっくりすると思いますよ。

ダイアトニックコードでもモードらしさを感じるボイシングなんかはあるわけです。

基本的なダイアトニックコードをどう弾いたらモーダルに聞こえるかという工夫が必要になるということですね。

ラーメンじゃ駄目だけどパスタなら大丈夫。お好み焼きは駄目だけどパンケーキは大丈夫みたいなもんです。これでわかったでしょう…

モードの説明のところであげた音源、いずれも工夫してあります。

調性音楽でもモードをやるにしても、ダイアトニックコードは覚えてさっと弾けるメリットは物凄く大きいということですね。

他の動画でも説明しているんですけど、今回のほうがシンプルな説明です。コードまで復習したい方は、こちらを御覧ください…

はい。モードは調性音楽のアンチテーゼとして使われて来ている面があります。

だから、モードをやりたい場合は、 調性音楽がなにか知らないといけない わけです。スケールに関してはこれでだいたいわかりましたね。

では、調性音楽のもう一つ大きな特徴である機能和声についてみていきましょう。ざっくり行きますよ。

3コード

では、3コードから説明していきましょう。

調性音楽で最も重要なコードと言われたらこの3コードということになるでしょうか。

メロディにハーモニーを付ける基本として、トニック、サブドミナント、ドミナントという3つの機能をもつ主要なコード(スリーコード)が重要になります。

例えばメジャースケールから構成されるシンプルな曲であるならば、この3コードで伴奏やメロディをハーモナイズすることが出来るわけです。

このあたり、クラシックでは徹底的にやるんですけど、ジャズ・ポップス理論では三和音だけハーモナイズすることはそこまでやらない。

ゴスペルなんかは3和音(トライアド)のハーモナイズは多用するんですけど、もうちょっと複雑なんです。

これは3コード中心でハモってますね。

コードのトップノートがメロディに鳴るように弾いているわけです。そういう意味でも 転回形は超大事です。

慣れると、こういう形でアドリブでハーモニーを付けられるようになりますし、知っているメロディにコードも付けられるようになります。こんなの慣れたら即興で出来る程度のものでしかない。

でも、転回形を知らなかったらコピーだけでも多分大変だと思います。

ノンコード・トーンはdim7でハーモニーを付けています。

ただ、今のポップスで3コード中心で成り立っているものは残念ながら少ないんです。

けれど、この3コードでハーモニーをつけることを覚えたら拡張していくことはそれほど難しくないんです。

パッドならね…びっくりするくらい早いですよ…

ジャズだとメロディにコードを付ける練習として「キラキラ星」のようなシンプルな曲がよく使われます。

「談合でもやってるのか…」という位どのテキストでも取り上げているんですね。

なんか癪だな、他の曲がないかなと思ったんですけど、これくらい知名度があるものってないんだなと改めて思いました…

追記:2025/11/22

レッスンで取り扱いました。

3コードを秒で認識する

大丈夫。パッドなら秒でわかりますよ…

パッドを職場では置けないから、もう駄目だ…「仕事時間中も3コードをマスターしたいのに絶望…」そんな向学心に燃えているあなた。

学ぶ心、大事にしたい…おじさんはそんなあなたの味方ですよ…

これらの3コードの関係性は、「サイクル・オブ・フィフス(フォース)」の図を見ると理解しやすくなります。

これなら、デスクトップにスクリーン・セーバーとして立ち上げて置いたり、手帳に貼っておけばいいですね。

安心ですね。解雇されない程度にやって下さい…

図の中心(トニック)に対し、左右にサブドミナント(4度)とドミナント(5度)が配置されているわけですね。

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キーがFメジャーなら、Fがトニック、Bbがサブドミナント、Cがドミナント 平行調のDmならDmがトニック・マイナー、Gmがサブドミナント・マイナー、Amがドミナント・マイナーになります。

キーが分からなくなった時や、サブドミナントやドミナントのコードを確認したい時に、このサイクル図を手元に置いて参照すると便利です。

サイクル図はメジャーキーだけでなく、平行調の関係にあるマイナーキー(例:Cメジャーに対するAマイナー)の主要3コード(トニックマイナー、サブドミナントマイナー、ドミナントマイナー)の関係性も示しています。

では、改めてトニック・サブドミナント・ドミナントについて考えましょう。

【ここまでのまとめ:ダイアトニックコードとスリーコードの要点】

ダイアトニックコードは完全に覚えること。これが最重要になりますね。

調性音楽でもモードでも即興でも、ダイアトニックコードが土台になります。瞬時に弾けるレベルまで「体で覚える」(マッスルメモリーですね)ことが重要です…

スリーコード(T, S, D)はハーモニーの基本、応用への第一歩です。
音楽の基本的な機能(安定・展開・解決へ向かう力)を持つこの3つのコード(スリーコード)を理解し、まずはシンプルなメロディならハーモニーを付けられます。

パッドなら視覚と聴覚を結びつけられます。既に知っているコードをパッドで弾けばすぐ思い出せますね。

トニック・サブドミナント・ドミナント

トニックというのは一般的に安定感があるとか、キーの中心を表すとか、トニックに帰ろうとする働きがあるとか言われますね。

あと、終わったという感じがするとか、安定感があると言われたりします。

サブドミナントというのは、どこにでも行けるとか、ドミナントほど緊張感がないとかね。ドミナントにつなぐ、プレドミナントとして機能すると言われます。

ドミナントは落ち着かない感じがするとか、トニックに戻りたがるといわれますね。

「そういうもんですか…」くらいでいいですよ。「私、そう感じないんだけど…」そう思われる方もいるかもしれません。気にしなくて良いです。

大丈夫ですからね…

実際、ブルースなんて不安定とされているドミナント7コードから始まる。そして全く不安定な感じはしない。むしろ落ち着いてるとも言える。

でもそれだとこういう、機能和声で説明できないんです。

だから、トニックに不安定なドミナント7thを使っているのにトニック7thという名辞矛盾が起こるわけですね。

そもそも無理があるんですよ。今の音楽を完璧には説明できない。

ある種の物差しなんだなくらいに捉えて下さい。現実にある音楽を説明するのに十分な体系は無いんです。

ドミナントはトニックに行く力が強い。トニックはキーの中心、サブドミナントはどっちでも。 これくらいの雑な理解でいいです。我々ハードコア派は弾いて作れたら良いんだから。

もうちょっと説明しておきますね。

ざっくりいうと、ドミナントからトニックに行くのが強い進行感、終止感があるんでしたね。ドミナント・モーションというやつでした。

サブドミナントからトニックにも行くんですけど、ちょっと弱いです。アーメン終止とも呼ばれますが、覚える必要はゼロです。(暴論)

名前は覚えなくて良いです。

ただ、リハモしたりする時に利用できたりする。ブルースやソウル・ゴスペルなどのこの動きが多いことはすでに気づいているかもしれませんね。

サブドミナント→ドミナント→トニックというような形をフル・ケイデンスと言ったりもします。これも覚える必要はゼロです(極論)

3コードだとⅣーⅤーⅠという進行になるわけですね。。

名前は覚えなくて良い。ただ、これが コードのどれがトニック、サブドミナント、ドミナントと分類されているのかは覚えたい ですね。

Ⅳ-Ⅴ‐Ⅰなどがサブドミナント→ドミナント→トニックとさっとわかるようにしたい。

これが出来るようになると、いろいろ応用が利くんですよ…

どういうことか。

物凄く乱暴なんですけど、いわゆるジャズ・ポップス理論では、 機能が同じなら同じと考えます。

コードが違っても交換可能と考えるんですね。殺伐とした世界観ですね…

パティと付き合えなかったから、妹と付き合ったクラプトンみたいな感じですかね…わかりませんか、そうですか…

後ほど説明しますが、パッドの場合は極めて簡単にわかります。だって音と形が一致してますからね。

これは本当に他の楽器にないメリットです。インターバルの形は崩れませんし、ギターと違って弾くのが難しいインターバルがないですからね。

おっと、余談が過ぎましたね…

**【ここまでのまとめ:ダイアトニックコードと機能の捉え方】
**
ダイアトニックコードは完璧に覚えましょう

「何を練習したらいいかわからない…」というときは、 ダイアトニック・コードを上から下まで全部弾くなんてのも悪くない ですよ。

キーを変えたりね。弾いたり、作曲するときにさっと押さえられるメリットは大きいです。

でも、慌てずにね。

スリーコード(T,S,D)の機能も、T=中心/安定、D=Tへ行きたがる、S=どっちでも、くらいのざっくりした理解で十分。

教科書的なT/S/Dの機能説明はあくまで「物差し」の一つで、ブルースみたいに当てはまらない音楽もたくさんあります。

パッドの「見てわかる」利点を活かして、コードと機能を結びつけること。
平行調の識別、3コード、いずれも知っているコードから導き出すことが出来ましたね。

知っているものをうまく使う工夫で習得コストは減らせます…

代理コード

同じメロディ(例:「キラキラ星」)でも、メジャーキーの3コードとマイナーキーの3コードでは、ハーモニーの響きが大きく異なることはおわかりいただけたでしょうか。最後は遊んでしまってますけど…

メロディにコードを付ける際の基本的な考え方は、メロディの音をコードの最高音(トップノート)に配置することです。 人間の耳はトップノートをメロディと認識しやすい ですからね。

これがまず基本です。

メロディ音をトップノートにするために、コードの基本形だけでなく、転回形(インバージョン)を活用するのが肝になります。

基本形だとトップノートがメロディにならない場合があるのはわかりましたよね?

第3回で死ぬほど転回形やりましたね。

3和音の転回形はこちらにまとめてあります。

4和音でハモるのも、理屈は同じです。

動画では「キラキラ星」をAマイナーキーで、Am(トニック)、Dm(サブドミナント)、Em(ドミナント)とその転回形を用いてハーモナイズしてみました。

シンプルな3コード(スリーコード)で正しくハーモナイズする練習は、音楽ジャンルを問わず、ハーモニー感覚を養うための重要な基礎訓練となります。

いきなりダイアトニックコード全部を扱うのは多分難しいんですよ。

まずはスリーコードでやってみることでメロディーにハーモニーを付ける感覚を養いましょう。

面白いことに、「3コードでハーモニーをつけて」とやってもらうと、フル・ケイデンスになったり、ドミナントからトニックという形にほとんどの人はハーモナイズします。

音楽教育を受けてなくても、いかに調性音楽のシステムに私達が慣れ親しんでいるかということですね。

3和音でハモる練習をしてから、少しずつ違うコードに入れ替えていけば無理なく覚えられると思います。

慌てなくても大丈夫ですよ…

この基本的な3コード(トニック、サブドミナント、ドミナント)とその機能(役割)をしっかり理解することが、次のステップである代理コードを使いこなすための鍵となります。

と言っても大したことはないです。コード構成音をご覧になれば、2音が共通しているのはわかりますね。

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三和音。ジャズ・ポップス理論だと四和音が基本になるが まずはトライアドをしっかり覚えたいですね。 基本的な3コードの代わりに、同じ機能を持つ別のコード(代理コード)を用いることで、ハーモニーに変化と彩りを加えることができます。 例えば、メジャーキーのトニックCを代理コードのAmに入れ替えたり出来るわけです。I,IV,Vがトニック、サブドミナント、ドミナントです。3和音中心でもドミナントはドミナント7にすることが多いですね。

3和音なら2音共通していれば、代理として使える。4和音の場合3和音が共通していたら使えるわけですね。

曲のコード進行を「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」という大まかな機能で分析し、それぞれの機能を代理コードに置き換える。動画の最後でやったようにコードのカラーをどんどん変えることができるわけです。

アレンジを行う際には、メロディ(トップノート)の流れを美しく保ちながら、代理コードをうまく選択・配置していくことで、より洗練されたサウンドを作ることができます。

注意するべきことは、メロディを尊重しろということですかね…

自戒を込めてですけれど。

いろんなテンションを知り、複雑なハーモニーを操れる喜びは確かにある。

けれど、シンプルなコードにシンプルなメロディだから成り立つ美しさも確かにあるので。オープンマインドでいましょうね。

われわれハードコア派はパッドで音楽の包括的な理解を目指しているわけですから(2回目)、シンプルな美しさにも価値を認めたいですね。

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同じくキーAm(ナチュラルマイナー)の代理コードもあげておきます。1,4,5がトニック、サブドミナント、ドミナントということはかわらない。3コードはしっかり覚えたい。

コード進行だけではメジャーかマイナーかわからない

コード進行単体ではメジャーなのかマイナーなのかはっきりとはわからないものははっきりと存在します。

だって、キーAmとCで調号が同じならコードも同じわけですからね…

一応ね。Am-Dm-Em-Amのように、トニック・マイナー、サブドミナント・マイナー、ドミナント・マイナー、トニック・マイナーと言う動きは、いわゆるフル・ケイデンスですから、マイナーじゃないかなと推測はできる。

メジャーならC-F-G-Cとかね。こういう物はトニック・サブドミナント・ドミナントでこれもまたフル・ケイデンスだから、まあこれもメジャーだと推測できる。

でも、メジャーと、マイナーコードが混在していたら?

結論から言うと、ドミナントモーションがない場合は、なかなか判断できないということです。G7-Cなら明確にメジャーキーと言えますけどね。

これは、ジャズ。ポップス理論では特にコード進行をアドリブの素材として使ってることもあるんですね。

導音、中心音というメロディから分析されることは少ないからです。

ドミナント・マイナーという言葉

ドミナント・マイナーと言う言葉についてちょっと説明しておきます。

音楽理論的には正式な言葉ではありません。ですけど、普通にミュージシャンは使います。

学校でもミュージシャンが教鞭をとるところだと使うことはあると思いますけどね…

ドミナントの原義はラテン語のdominans,dominariで「支配している、支配する」から来てます。ドミナント7thの機能、本来はキーを確定することにあることにあるからです。

だから、厳密には正しくない。

理屈は次の節で説明しますけれど、まあ、別にどうでもいいんですよ…(投げやり)

ⅤとVmを明確に使い分けるブルースやゴスペルの例があるので、私はプラクティカルな観点からドミナント・マイナーという言葉を使います。

まあ、と言っても気分でドミナントをドミナント・マイナーにしたりするのもあるんですよ…

SlyのIf You Want Me To Stay、ライブだとドミナントマイナーで弾いたりドミナントで弾いたりSlyはしている。

ブルース的な解釈だと表現したいカラーででどっちでもいいということになるのかなと勝手に思っています。

あれだけ緻密にハーモニー作れる人が適当にやっているなんてことは考えられないですからね。

音楽面というか、ハーモニーでもめちゃくちゃ凄いことしているんですよ。リズムばっかり取り上げられるけど。

まあ、逮捕された時に弟のフレディーのふりするくらいですからね。音楽も私生活もファンキーすぎます…

sing a simple songもやろうかなあ。あれ、物凄い構造なんですよ。あれこそ、ブルース、調性音楽、モードが混ざってるものと言っていい。スライ、大学では現代音楽やってたんですよね…

さて、ドミナント・マイナーの話に戻しましょう。

トニックに戻る機能は弱くてもVmということがすぐわかることがアドリブや暗譜する際には重要だからです。

スケールに関しても、日本で一般的な呼び方であるHmp5↓みたいな機能がわからない呼び方はしません。

フリジアン・ドミナントと呼びます。いや、メタルが好きな人には一発で伝わるかもしれませんけど。

昔はHmp5↓と呼んで教えたりしていたんですけど、機能が不明で覚えられない生徒さんが多かったからやめました。

フリジアン・ドミナントなら機能もわかるし覚えやすい。このあたりはまたチャーチ・モードでやります。

弾けてなんぼというのがわれわれハードコア派ですから、覚えやすく、使いやすい名称で行きます。

あとメリットとしては、海外情報を理解しやすくなることもありますね。

ドミナントモーション

んじゃ、どうやってメジャーか、マイナーか決めているかというと ドミナントモーションの有無です。

「え、マイナーはドミナントモーションないやん?嘘をついたな、許さないぞ…」そう思ったあなた。あわてんぼう過ぎますよ…

はい、ナチュラルマイナーにはドミナントコードがありませんね。

そのとおりです。だから、トニックに戻る力が弱いんです。じゃあ、作ればいいわけですよ。

えっ、何その展開と思いますよね。

でも、そう考えるといろいろわかりやすいんですよ…

ドミナントが明確に調性を決定する

調性音楽はメジャー・スケールかマイナー・スケールから出来てるというのは一番最初にやりましたね。忘れた方は最初に戻ってみて下さい。慌てなくてもいいですよ…

楽しんでいきましょうね。

じゃあ、ドミナント7thコードが作れないんだから、Aナチュラル・マイナーの7番の音であるGをG#に変えたらどうなるか。

この7番目の音を導音(leading note)と言います。性質的にルートに行きたがると言われています。

この導音のG#があれば、Emではなくて、E7というドミナント7thコードが作れますね。

E7-Amといけば、明確にAmキーと決定できる。

このE7を作れる導音を含んだスケールを、ハーモニック・マイナーと言います。ハーモニー的な不備を補うために出来たものです。

ただ、b6からM7というのが短3度と距離があるので、メロディを作りにくい。そうやって出来たのがメロディック・マイナーです。

だから、マイナー・キーというのは、 実は3つのマイナースケールから成り立っている ということですね。

マイナーが難しいのは成り立ちが複雑ということもあるわけです。

基本的にはナチュラルマイナーのダイアトニックコードを中心にしてマイナーの曲は作られる。

でもそれだけだと足りないから、ハーモニック・マイナーのダイアトニックコードやメロディック・マイナーのダイアトニックコードを借りてきたりする。マイナーの曲では普通です。

だから、マイナーキーの曲って、ドミナントだったり、ドミナントマイナーが混じったりしてるわけですね。分析より何より、弾いて覚えたら、「ああ、あれね…」ってなります。

たくさんの曲を弾いて覚えていきましょうね。

古いブルースやゴスペルはドミナントマイナーを使ってるのも多い。これはこれで味わい深いですけどね。

というわけで、キーC(Am)のときに、E7→Amという流れがない限り、コード進行だけでは判断できないということですね。

中心音(Tonal Centar)

さ、ではメロディの観点から考えましょう。ジャズ・ポップス理論は極端にコード理論に偏っています。中心音については、まあ、ほとんど扱われないんじゃないかな…

だって、考慮する必要がないから…

とまあ、そんなこと言ってしまったらここまで大変な思いをして書いてきたので、書いておきましょう。

メジャーなのか、マイナーなのかという識別をクラシックではメロディでも行うわけですね。

特に導音から主音(トニック)、こういう動きから調性を分析しているわけです。

Cメジャー・キーとAマイナー・キーでは同じ音で構成されている。

平行調で転調してて、コードも共通していたらわかりにくいものもある。そりゃそうです。ケーデンスでわかるものもある。

そういう場合、C(ド)が終わった感じなら、Cメジャーと考える。A(ラ)が終わった感じ、重心を感じるようならAmと考える。

ドミナント・モーションやケーデンスで識別できなかったらそうするわけですけど、それってジャズ・ポップスで必要ですかね?

先程もちょっと話したわけですけれど、ジャズ・ポップス理論ではメロディはそれほど重視してない。

多くの場合は、コード進行からメロディを作る(アドリブ)するし、メロディをハーモナイズするとき、ダイアトニック・コードなどを自由に充てていく場合が多いわけです。

だから区別しない

ということは、 明確にマイナーのドミナント・モーションが無い限りどっちでもいい わけです。

AmだったらE7がでてきたら、明確にメジャー・キーのダイアトニックに入ってないですよね。ノン・ダイアトニックになる。

なんて野蛮な…

でもそれが我々がやってる音楽ですからね。

音楽が大事で弾けて作れたらいい。

メロディが無く、コード進行だけという場合、どっちでもいい。

コード進行でもどこで転調したかわからないような曲の場合、インプロする場合はコードの情報を読み取ってコードトーン中心でアドリブすることも多いです。

ジャズの作曲技法でコントラファクトというのがあるんですけど、有名曲のコード進行をとってきて、メロディを変えるという技法ですね。蛮族ですねえ…

アドリブ前提だとコード進行からいかに発想するかというゲームをするわけですからね。

ですから、歴史的なもの大きいということですね。構造があればアドリブ出来るぜ!というハードコアな人たちが歴史を作ってきたわけですから…

キーはメジャースケールで捉えてる人が多い

プラクティカルな観点からいうと、プレイヤーはキーは基本的にメジャーで捉えている人が多いと思います。

え、ええっ、乱暴な… そういうもんなんですよ。

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実際、こんなコード譜渡されたら、あ、ドミナント・モーションが最後にあるから、キーはCメジャーやろくらいにしか考えませんね。ドミナント7thのところでかましたろうかくらいでしょうか… ジャズ的に弾いてと言われたらもっとコード分解して考えますかね。

前半の4小節はAmキー。後半はCメジャーキーですね。

一応分析すると、こうなります。

Amキー。Amのトニック、Dmのサブドミナント、Emでドミナント・マイナー、Amでトニックで始まり、サブドミナント、ドミナント・マイナー、トニックのフル・ケイデンスですね。

で、後半は、Cメジャー。トニックのCで始まり、サブドミナントのDm7でドミナントのG7にいって、トニック。

まあ、こう考えてもいいけど、ディグリーで考えることが多いわけですね。演奏したりする場合。

そうすると、

前半はマイナーだからと考えると

key in Amと書いて Im Ⅳm Ⅴm Im 次にKey in Cと書いてI IIm7 Ⅴ7 I

どうですか。キーが変わるからもう一度そこから考えなきゃいけない。だるすぎますね。

別に実質的に同じなら、こう考えたほうがシンプルです。メジャーキー基準なら転調考えずに処理出来ます。

Key in C

VIm IIm IIIm VIm I IIm7 V7 I

コード進行で、1625とかいいますよね。
あれ、もうメジャーキー前提の考えなんですね。そして、アドリブするときにドミナントモーション見たら、それはメジャーかマイナーかあたりが付く。

この進行だったら、キーがCメジャーと考えて、Cメジャースケール中心で考えてプレイする。それならアーティキュレーション考えてプレイしたり、リズムを工夫したり。そういうアプローチのほうがアドリブはしやすい。

ロックギタリストならそうだと思います。ジャズ・ギタリストだともっとコード分解するでしょうけれど…

実例動画

こういうダイアトニックのものだったら、どうアプローチするか。ちょっとハードコア・パッドスタイルのメンバーシップで話題が出たのでやってみました。

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こんな感じのダイアトニック進行。Lovin'youみたいなやつですね。メロウな感じなやつ。機能分析すると、SD-T-SD-Tみたいなやつですね。

手法がわかりやすいように大げさに弾いてます。

アドリブのときの考え方

メジャー系ペンタトニック(ソウル的)、アルペジオ変形(ジャズというかソウル・ジャズ的な奴)くらいから、ゴスペル的な手法(コードでハモる)

マイナーを感じさせるような中心音A(ラ)をいれるプレイ(ハーモニックマイナー想定。導音(B)を弾いてます)、それからトーナルセンターをメジャーに移動して、ソウル・ジャズ的な定番リック。

次にエモーショナルにしたかったので、Cブルーススケール。モード変換ですね。同主短調Cmに転調と考えてもいいですけど、そんな理屈は考えてないです。弾いてるときは、ブルージーにするぜくらいです。

すまんな。眠かったのよ…

メンバーシップでクラプトンの話題がでたから、ちょっと思い出したけど、ああいう感じにはしたくなかったので、ブルースのファンキーなダブルストップのリック。

Stevie Wonderがコード弾いているときにぶち込むような4度のダブルストップを入れて不穏な感じにして緊張感高めました。

そして、私の心の中のGrant Green先生が「シーケンスフレーズ弾いたらどう?モテるで…」というので、シーケンスフレーズを弾きました。

けど手の調子が悪いので、オクターブは無理そうだからインターバルが共通しているものを動かした。

最後はオルガン系リックで速弾きしようかと思ったけど、やっぱり、あんまり手の調子が良くないからアクセントをグルーピングして盛り上げようとしました。

6連系だけどグリッドに合わせるとらしくなくなるから、ぐちゃっとした感じにしてエモーショナルに弾いて最後グリス。

そんな感じですかね…

もっと頭は弾いてる時に回転してますけど、ざっくりCメジャーと考えている。

Amは平行調というのは意識してますけど、あんまり中心音をコントロールするというイメージはないかな。元曲がそういう感じならすることがある。そんなところでしょうか。

今回はもうほぼキーCメジャー一発みたいな感じですね。こういうのだとコードチェンジは表現するのも野暮なのでジャズ的なアプローチはそんなにしませんでした。

シンプルにキーCと捉えてるからいろいろな要素を入れられるわけですね。

ぶつかってもリズムにフィールがありさえすればいい。そんな感じです。意識低めですね…

モードと特性音

やっと、モードの話が出来ますね。まあ、今回は座学ですから本格にやるのはもうちょっと後です。お疲れ様でした…

チャーチモードと呼ばれるもの、結局、メジャー・スケールのどこから始めるだけならメジャー・スケールと同じだから区別しなくてええんでは?

そう思ったあなた。鋭いです。今までの流れから言ったらそうなりますよね。でも、違うんです…

モードが調性音楽のアンチテーゼとして再び取り上げられるようになったことを考えるとわかりやすいですかね…

ドミナント・モーションを軸とする調性音楽に対して、モードはスケールの響きで曲のムード、まさにモードを表現するわけですね。

どのモードであるかを表現するためには、他のモードと違う音を強調しなければならない。

そこででてくるのが特性音という考え方です。今まであんなにコードばっかりやっていたのに、急転換も急転換ですね。

例えばドリアンは、マイナーということでは、フリジアン、エオリアン、ロクリアンと共通しているわけです。今、覚えなくていいですからね。仕組みの話ですから。

他のモードと違うのは長6度を持っているということです。

どのモードであるかを示すために、ルートは弾かないとわからない。

そして、メジャー系かマイナー系かわかるためにはドリアンなら短3度を弾かなければならない。

そして、マイナー系のなかで、ドリアンであることを表現したいなら長6度を弾く必要があるってことです。

ロジックだけ聞くと極めて単純なんですけどね。あとは先程言ったように調性音楽らしさをなくすようなプレイを散りばめる。

いままで、コードを中心で考えてきたものがいきなりメロディ中心になるからわかりにくいのは当然なんですね。

モードについては今後取り扱っていくのでこんなものでいいですよ。

そういえば、「フリジアンモードで作った曲です」というのを聞かされたことがあるんですけど、「いや、君の音使いだとフリジアンに聞こえんよ…」となったことがありました。

特性音、ルート、3度をしっかり使わないと、それ、ただのメジャースケール(イオニアン)やんと。

スケールの補助機能があってもちゃんと聞いてコンセプトを理解してないとうまくいかないから、学ぶのは大事ですね。

あと、 モードはドミナント7thを使っていてもトニックに戻りたいとはならない。

調性音楽とコードの面では大きな違いはこうなりますかね。

ファンクで最も使われるモードはドリアンが一番多いと思います。あとはミクソリディアン。ほぼこの2つと言ってもいいと思います。

The Ghettoを聞いて違和感ありましたか?ないと思います。

ロックでも普通にこういうコード進行ありますよね。

Bbm7-Eb7とコード的には分析出来ますけどね。もっと自由に弾いてます。これはモードに基づいた曲です。

冒頭でさらっと6度を弾いてドリアンモードであることを示してますね。

モードと調性音楽はレイヤーしている ブルースは説明できない

今の音楽の多くは、こう出来ている。結論としてはこうなりますね。

ブルースは調性音楽とはいえない。そして、モード理論でも説明しきれない。

ブルースのポップスにおける影響はめちゃくちゃにでかいわけですけど、その影響力の大元が調性音楽ではないという…そして、一般的なモード理論からも全部は説明できない。

だって、ブルースってメジャーもマイナーの3度も入っているわけで、この時点でおかしいわけです。

コンポジット・ブルース・スケールとか呼ぶ人もいるようですけど、名前は別にどうでもいい。

ドミナント7thというコードだけ見ると、これはミクソリディアンのように見えるけれど、メロディは明らかに短3度強調していたり、短3度と長3度が共存してるのは、ブルースでは普通です。

もっと厳密にいうなら、その3度って西洋音楽の3度とは違うわけですし。

更にややこしいのは、ブルースやソウル、ジャズ、ファンク、ゴスペルなどはコード進行としてはドミナント・モーションをガンガン使ったりもするわけです。

でもメロディは一つのモードだったりね。

ドリアンとミクソリディアンを行き来していると考えるなら2つのモードをシームレスに動いていたりもするわけで、モード理論で説明しきれない。そりゃややこしいです。

もちろんロックもそういうブルースの流れを受けているわけですし、ポップスだってそうです。

ブルース・モードというものがあって、それは別体系としたほうがいいんじゃないかと思います。

曲の中で調性音楽とモードが混在してるのは普通にあります。レイヤーしていると言ったほうが現状を理解しやすい。

ということで、ブラックミュージックに関しては調性音楽の枠組みで説明するのがどうやったって無理なものはあるわけです。

トニック7thという言葉を使ったりしているのは、調性音楽のドミナント7thとは機能が違うと考えるということなわけですけど、どうあったって、音は同じだから、初めは混乱すると思います。

理屈を考えると。でも、こんなの弾いたら覚えるから大丈夫です…

理論は墨守すべきものではない。

大事にするべきは存在する音楽です。当たり前ですね。

パッドだとね。特に理屈はわかりやすい。いろいろ自分ではこう考えられるよというのもパッドを使って考えていきましょう。

わたしたちは弾けてなんぼ。オープン・マインドで行きましょう…

今後の予定とお願い

ということでやっとスケールがでてきましたね。当初からこれは予定していました。弾けるようになってからスケールをやらないと頭でっかちになっちゃいますからね。

既にハードコア派のみなさんは弾いているのですが、次回以降、テンション、251(メジャー、マイナー)、ハイブリッドコードなど一通り重要なコード周りの知識をやることは決まっています。

合間にスケールの知識が入っていく形になりますね。

チャーチ・モードの話はしないといけませんし。

そのあと、モードをやるかどうしようかというところです。

ハードコア・パッドスタイル本編から外れて、ブルース・スタディ、ソウル・スタディ、ファンク・スタディと言ったよりジャンルに特化したものをやっていくかもしれません。

ノン・キーボディストのためのプラクティカルなボイシングやいままでやってこなかったオープン・ボイシングなんかにしてもいい。

メロディをハーモナイズするようなものは今回ちょっとやりましたけど、メンバーシップのほうでは三井田くんのレッスンでやるので、本編で取り上げるかは未定です。

気になる方はメンバーシップ入ってくだされ…

お願いとしては、是非、みなさん、#ハードコアパッドスタイルとタグをつけて、動画でXに投稿して下さい。情報が多ければ多いだけ、みなさんも楽しめるでしょうし。

技術的なことでちょっと困っているんだけれどという方は動画を上げてくだされば、お役に立てることがあると思います。

今までの付属したMIDIファイルなどご自由にお使いくださって構いません。

では、また第8回ハードコア・パッドスタイルでお会いしましょう…

追記

動画やプロジェクトファイル、追記していくかもしれません。

今回は座学だし、要らんかなとも思うんですけど。モードなんかはモードやってからのほうがいいかなと思っているんですけど、体感してもらえるようなものつけたほうがいいんですかね…

あ、メンバーシップの方は、おっしゃっていただければ実例動画でつかったプロジェクトファイルをお渡しします。Ableton以外の音源使っているので、記事にはおけないなと。