2025-05-01 三井田君 レッスン 3コードと機能和声|うりなみ
2025-05-01 三井田君 レッスン 3コードと機能和声
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三井田くんのレッスンです。いままでかなり応用的なレッスンをやってきたのですが、あらためて基本に戻ろうということで、メロディをハーモナイズする手法をパッドでやっていくことになりました。
メグさんのレッスンはモード学習、三井田くんのレッスンは調性音楽中心(途中からそうでもなくなりますが)となります。
HPS本編でもいずれは扱うかもしれませんが、当面先になりそうです。
HPSのネタづくりとしてもコツコツやっていきます。
要点をざっくりとまとめておきます。
機能和声の基本分類
すべてのダイアトニックコードは「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」の3つの機能に分類される。例えばCメジャーキーでは、C(トニック)、F(サブドミナント)、G(ドミナント)が基本となる3コードとなります。
代理コードの概念
機能が同じコードは互いに代理として使える。例えばCメジャーキーでは、Eマイナーは音が2つ共通しているためCの代理となり、トニック機能を持つ。同様にDマイナーはFの代理でサブドミナント機能を持ちます。
形で共通するところがあったら、代理コードとわかる 。視覚的にわかるのがパッドのメリットですね。
4和音なら3和音が代理関係になります。
クラシックだともっと細かい分け方をします。3度のマイナーは代理だけど、ちょっと弱いとかね。ドミナントの代理は7度のハーフディミニッシュだけど、弱いとか。
ちょっと補足するとドミナントはドミナント7(4和音にする)のが普通です。
ただ、最近のゴスペルはめちゃくちゃディミニッシュから解決するのもありますからね。いずれ扱いたいですね。
トニック

C

Am CとEが共通していますね。

Em EとGが共通していますね。これらはいずれもトニックの代理として使えます。
サブドミナント

F

Dm FとAが共通してますね。
ドミナント

G7

Bφ BDFが共通しています。 Bm7b5からCのような解決もありますが、ベースにGを置いて9thにする方がジャズ・ポップスでは多いと思います。
コード進行と解決感
特に「サブドミナント→ドミナント→トニック」の流れは解決感が強いです。これはクラシックの典型的な進行でもあり、曲は通常トニックで始まり、サブドミナントを経てドミナント、そしてトニックに戻る。
これをフル・ケイデンスと呼びます。
すごくざっくりいうと、メロディがあったらこの機能を持っているコードを当てはめて弾けば、「らしく」聞こえやすいということですね。
転調がないような曲なら3コードでハモることができます。
ルートモーションの重要性
4度進行(例:D→G→C)は特に強いルートモーションとされ、頻繁に使われる。これがいわゆる2-5-1進行が多用される理由の一つです。
サブドミナント→ドミナント→トニックという流れでもありますね。
クラシックだと、強進行と言われたりしますね。
4Way Close
ピアノの右手小指で弾くトップノート(最高音)をメロディとし、その下に和音を構築していく手法です。同じインターバルを保ちながら他の三声がフォローするような形でやっていきます。
パッドだと小指ではありませんけどね。
ビッグバンド時代によく使われた手法で、非常にリッチな感じがしますね。サックス・ソリなどもで使いますけど、ピアノでも使います。
三井田くんのレッスンでは三和音からはじめ、パッドで実用的なものを少しずつやります。
まあ、動画ではトライアドを使いこなすことからやっているので4way Closeではないんですけれども。
そのうちやるのでお待ちくだされ…
追記:動画をつけておきます
大事なのは、コードのトップノートででメロディを取ることです。これは裏メロやバッキングでも流れを作るのに重要な技法になります。
トップノートと和音の対応関係(メジャートライアドの場合)
三和音でメロディをハーモナイズする時の基本的な考え方です。
各トップノートに対して適切な3コードを選ぶ必要があります。
例えば、C音に対してはCの第1転回形かF基本形が使える。D音にはG基本形のみ、E音にはCの第2転回形のみというようになるわけですね。
トップノートがRのパターン
二通りあります。サブドミナントにしたいか、トニックにしたいかで選択ができるわけですね。耳で判断してください…

Cの第一転回形

Fの基本形(ルートポジションとも言います。)
トップノートが2度のパターン
メジャーの場合はドミナントしかないですね。

キーがCの場合はGの基本形が2度をトップノートになるので、次はトニックに解決することが多いわけですね。これは3和音
トップノートが3度のパターン
トニックの第2転回形しかありません

モードなどで使うトライアドは第2転回形が多い。これはキーCの場合のCの第二転回形
トップノートが4度のパターン
サブドミナントしかないです。

キーCの場合、Fの第一転回形
トップノートが5度のパターン
2つあります。
トニックの基本形とドミナントの第1転回形です。

キーCの場合のC基本形

キーCの場合のGの第一転回形
トップノートが6度のパターン
サブドミナントの第2転回形しかありません。

下から4度を積んでいると認識して、聴覚でも覚えると譜面でも位置関係を掴みやすくなります。 Fの第2転回形です。
トップノートが7度のパターン
ドミナントの第2転回形しかありません。

キーがCならGの第2転回形です。
ゴスペルなんかであるパターン
スケールにない音は ディミニッシュ でハモります。オールド・スクールなゴスペルならこれくらいでも結構いけるものもあります。
これは覚えてしまいましょう…
即興的にハーモニーをつけるときに、どのコードを使うか整理してあれば慌てずにできますから。
このルールに従うと、トニック、サブドミナント、ドミナントが自然に(調性音楽的に)なりやすいのがわかりやすいと思います。
ゴスペルなどでは3コードでハモることはよくやります。動画ではかなりゴスペル的な手法を入れてますね。3和音、4和音でトップノートを考えていろ転回形を作って遊んでみてください。
サブドミナントマイナー
メジャーキーでサブドミナントをマイナーにする(FをFmにする)と、クラシカルで美しい響きになる。
半音でトニックに解決するのは動画をご覧いただけるとわかりますね。
動画ではゴスペル的なサブドミナントマイナーを入れて解決するのもやっています。 一定の手形を覚えれば、パッドなら簡単に即興でハモることができるということですね。
マイナーキーでの応用
メジャーキーと同様に、マイナーキーでも3コードの概念は適用できます。
例えばAマイナーキーでは、A、D、Eが基本となる3コード。平行調との関係も理解すると応用範囲が広がりますね。
HPS第7回で3コードの見つけ方については、sus4のフォームを覚えればできるという話をしました。

