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Lick of The Day 7 Higher Ground|うりなみ

今月はStevie Wonder特集ということで、ファンク・クラシックの金字塔であるHigher Groundを取り上げます。ファンクを代表する楽器であるクラビネットをパッドで弾くための方法論を今回は取り上げます。

『え、うりなみさんそんなこと言ったって左手でオクターブやベースを弾いて、右手でコードやメロディを弾くなんて無理やろ…』と思われるかもしれませんが、パッドにはパッドのアプローチがあります。

パッドはファンキーな楽器ですよ。

今回はクラビネットの奏法をパッドに置き換えるためのテクニックを取り上げています。

奏法難易度はそれなりに高いですが、考え方を理解すればさまざまな応用ができて楽しくなりますよ。

まずは今回、基本的な考え方から学んでいきましょう。

歴史

1973年にInnervisionsが発表された時は、ファンクのクラシックが多く作られた年でもあります。

1973年のライブなどでは、ギターはEbm7を弾いています。

なぜ、表記でEb7としたかというのは、これはブルース進行の応用と考えると色々なことが理解しやすいからなんですね。

Stevieはブルースを再解釈するような曲も作風の一つとして持っています。

今回取り上げるHigher GroundはYou Met Your Matchや、Superstitionと同じ系譜に属する曲といえます。

動画でも話していますが、セクションAの入り、短三度でStevieは歌ってますが、途中からブルーノートを使ったりするところも注目ですね。

もちろんそのままストレートにStevieはブルースをやっているわけではなく、随所に工夫が凝らされています。

Higher GroundはStevieの創意工夫がコピーするとよくわかるはずです。理屈は解説してありますが、面倒臭かったら飛ばして構いません。それより曲を歌って、覚える方がずっと大事ですから。

いつものことですが、書いておきますね。

Lick of The Dayでは完全なコピーはしていません。

著作権上もちろんできませんので、あくまでコード進行に基づいてやってます。

私ならこう弾くかなあといううりなみバージョンと思っていただけたら。

あと、想定されるロジックでフレーズなどを作っています。

ピアノなんか解析したら面白いかもしれないですね。他の曲でStevieがやっている手法を使っています。

正確なコピーが何より勉強になります。

ロジックを理解したら、ぜひぜひコピーに挑戦してみてください。

Funk.Incなどについても書いてあります…

構成

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動画でも説明していますけど、コード進行はざっくりです。

大きく分けると3つのセクションから成り立っています。Aがメインのリフです。

セクションAの特徴

Eb7 Gb Abって、意味がわからんとなるかもしれませんね…

ジャズの場合、あらゆるコードはドミナント7th化して弾いて良いというある意味暗黙の了解的なものがあります。

ブルージーにしたい時使われる手法ですね。

1625なんかはポップスだと、6や2はマイナーにしますが、ジャズ的なものだとまず6や2はマイナーにはせずドミナント7thにする方が多いと思います。

で、じゃあ、もともとはEbはメジャーだとしたら、メジャーダイアトニックにGbは入ってないじゃんとなりますね。絶望ですね…

でも、理由はあります…

Ebメジャーのダイアトニックコードを見てみましょうか。

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確かに入っていませんね。
『うりなみさん、騙したな。許さないぞ・・・』
となるかもしれません。でも。慌てん坊すぎますよ。

これは、 Ebマイナーから借りてきたコードです。

では、Ebマイナーのダイアトニックコードを見てみましょう。

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EbマイナーとGbメジャーは平行調の関係。

Gbmaj7が入っていますね。
Stevieはトライアド(三和音)で概ね弾いていますね。Gbで弾いてることが多いと思います。

どういうことか?

つまり同じルートから始まるマイナースケールのコードを借りてきた ってことです。

同主短調からの借用和音、モーダル・インターチェンジ・コードです。

名前が強そうですね…

『え、ロックでよくある進行じゃん…』

そうなんです。よくありますよね。

そして、この構成音は ブルーススケールの中にある わけです。ロックはブルースからの影響はやっぱり大きいわけです。

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Ebブルース・スケール内にGbがあるのがわかるだろうか。緑色が構成音。

そういう意味でもブルース的な感覚が色濃くあるというのがわかってもらえるんじゃないでしょうか。

いずれもbⅢの借用和音を使ってます。

セクションBの特徴

特にびっくりするかもしれないのはF7に行くところですかね。 これもEbのダイアトニック・コードではありません。

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Fm7はあるが、F7はない。

ただ、これはブルージーにしたい場合は ドミナント7thにすることが可能 だということを先ほど言いましたね。

それを考えたらもうわかりますね。

まあ、Stevieに聞いたら、そんなの感覚だとか言われそうですけど…

ブルース的な特徴としてはリフは基本的に同形のものを維持してFに行っているところですね。

ただ、Stevieはメロディで捻ってます…

ブルースならずっとメロディは1モード。

つまりブルーススケールで行くことが多いんですけど、ここだけは明確にFで歌っています。

DbもEbのダイアトニックにはないコードです。

これもまた、モーダル・インターチェンジ・コードです。

先ほどあげた、Soul ManはbⅦのメジャーコードを使っていましたね。これもロックでありますよねえ。

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Db7から、Ebに戻れるのと思うかもしれませんが、これは、サブドミナント・マイナーなんですね。サブドミナント・マイナーからトニックのメジャー戻る力は強い。

サブドミナント・マイナーの中ではちょっと知名度が落ちるんですけど、使用頻度は高い。ロックだとトライアドで使うことが多いんじゃないでしょうか。

ここからメジャーに戻るのは、 バックドア進行と言われてるやつで、よく使われます。

バックドア進行に関しては、また別の機会にやります。三井田君かメグさんのレッスンで取り上げます。

よくあるコード進行を聞き取れるようになりたいなら、これもいいんですけど、ジャズだけなんですよね。

出来るだけ、ジャズ以外のものの例をハードコア・パッドスタイルでは取り上げたいと思います…

セクションCの特徴

Ⅳ7とI7の繰り返しは特にブルース的なVampです。最後のⅤ7でスムーズにEbに繋がるようになってます。

Bb7のところは、Bb7(#9,b13)というブルージーなコードにしました。原曲で弾いてないんですけど、Stevieがやりそうなコードということやってみました…

You Met your Matchでは#9を弾いてますね。

#9は長3度と短三度が共存しているというブルースをある意味象徴するコードですね。どブルースよりジャズブルースで使われることが多いと思います。

で、b13というテンションはマイナー由来のテンションで、より攻めた感じでやってみました。

あと、最後のリズムが難しいと思います。

エレピとクラビネットでリズム的な遊びをしています。
3連をちゃんと感じてないと弾けないと思います。ゆっくり練習してみてください…

奏法解説動画

考え方など色々と。情報量が非常に多いので、時間を掛けてマスターされてください・・・

今回はフィジカルな難しさが大きいので、そこは動画を見ていただくとして、特に注意してもらいたいところを書いておきます。

注意点

力まないこと

リズミックな奏法ではありますけど、力むと特に親指に負担がかかると思います。 リズミックに弾くことと、強く弾くことは全く違います。

特に親指を叩きつけるようやり方(パッドに接地してる状態で力を加えること)は指の負担が大きい。

故障は何の意味もないです。私はそれで人生の大半を無駄にしてしまった。楽に弾くというのがハードコア派の基本です。

私は多分皆さんからしたらびっくりするくらいのソフトタッチだと思います。じゃないと、高速で長時間は弾けません…

ポジションをまず把握する

楽しい奏法ですぐ弾きたくなる気持ちはわかりますが、コードやベースラインで弾くポジションをしっかり確認することです。

リズミックなプレイで、リズムがブレる大きな原因は、ポジションを正確に覚えていないことです。

動画で視覚的に展開することが重要だという話をしていますが、パッドの技術でかなり大きな部分を占めるのがこの能力です。

とくにベースラインの一部を右手親指が担当することになるのでポジション移動を伴う場合、コードやメロディを同時に弾こうとする場合、ポジションを把握する必要があります。

難しい場合はベースから練習

難しい場合は、ベースから練習するといいと思います。

右手の親指の位置が決まると自ずと使えるポジションが決定されるからです。コードやメロディを弾ける余地は決まってきます。

ベースがしっかり弾けていれば、そんなにコードやメロディで手数を増やさなくても十分ファンキーに弾けます…

左手と右手は同時に弾かない

左手は基本的にこの奏法の場合はベースを主に担当します。

応用編になってくると、もっと自由に動かすこともやるんですけども。両手で打楽器的にリズムを作っている意識を持つことができるといいですね。

体の知識はちょっとあるといい

ハードコア・パッドスタイルは私がいかに楽に弾くか考えてきた奏法の集大成といえます。第1回でかなりフォームの話をしたんですが、ここでも改めてしておきます。

今までの応用的な内容ですので。

出来ないこと、難しいことはやらない。

構造的に楽に弾けるものを使うように考える。指、手首、肘の機能は知っておくといいです。

親指は対向運動(つまむ動きです)ができる唯一の指です。多次元的に動ける。だから、 ベースラインでオクターブ上を弾くような動作とコードを弾くようなものは、親指を起点に考えるべきです。 右手のポジションですね。

ギター弾く人なら、ボッサのバチーダやカントリー・ブルースのベースラインで親指がいかに独立して動かす必要があるかということがわかると思います。 器用な指を使え ということです。

そして、ベースラインなどを同時に弾きながらコードやメロディを弾く場合は出来るだけ、 人差し指・中指を使うようにしています。

人差し指は運動野で親指の次に広い領域を与えられてます。独立性が高い。示指伸筋という筋肉があって、巧緻性が高いんです。

中指は腱がもっとも太く強い。耐久性があって、伸ばすのが得意なんですね。

ベースラインを弾きながら、コードを刻むような手法は特にこの3本の指をいかに使うかということになる。

こういう知識はあるといかに楽に弾けるかわかると思います。そもそもそういう機能が与えられてない指でやることは困難を極めます…

わざわざ手形を毎回撮っているのは前後の流れで楽に弾けるものが変わるからでもあるんです。

もちろん、個人差はあるものの、人体の構造は共通しています。

ですので、私が弾けるものは、皆さんはもっと楽に弾けるはず。私は健康な人に比べると可動域も狭いので…

自由にベースラインを入れるのって、おそらく曲芸に見えると思うんですけど、パターン書き出したらそんなにないですよ。

今回は基本編です。

手形は練習するときのイメージを作るためのものです。参考程度に使ってみてください…MIDIデータや動画を参考にしつつ。慌てずマスターしてください。

手形

セクションA

Eb7

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このフォームだと、コードを刻むことができる。コードの音価は短く。スタッカートはアクセントして機能することも理解するといろいろやり方がありますよ。フフフ…

Gb

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右手はほぼ同時に弾いているように見えると思うんですけど、フラム的に人差し指、小指をやや遅らせて弾いている。粘っこさを表現するわけです。鍵盤でもやりますね。MIDIデータをご確認ください。このフォームの場合、5度のベースラインを弾ける。独立したタイミングで弾きたい場合は左手中指で5度を弾きます。今回はかなり簡単に弾いてます。

Ab

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親指は側面を当てるようにすると負担が少ないです。母指球を使うので。強い筋肉を使っているので。それでも多分初めは強く弾きすぎると思うので注意してください。親指の先端は曲げてはダメです。

フィル

Ebブルーススケールで弾いています。

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1と表示してあるのは、左手はこちらからスタートです。右手で弾こうとするこの速度では対応するのは難しくなります。何よりも簡単に弾けるようにしましょう。短3度のGbも左で弾いています。無理して片手で弾く意味はないです…

セクションB

コードの動きがかなり忙しいです。

ここではパラディドル奏法的に意識を切り替えています。どういうことか。

右手と左手を同時に弾かない。全体として打楽器的に聞こえるようと考えています。

左手の最初の音は拍の頭に弾くようにすれば、全体的にベースを弾いている印象になるからですね。人間の耳は規則性を追いかけるので。

F7

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5度をオミット。

Ab

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やろうと思えば、ストラム的にも弾けるし、R,3だけ独立して弾くことも可能。5度をベースにするフィンガリングで使用頻度は高い。左手中指でベースを弾いてるのは早いテンポに対応するため。手が小さい人は薬指でも。

Bb

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ベースが人差し指なのはテンポに対応するため。Ebに戻るときに手首を動かす必要がない。

Gb

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Fからクロマチックに上昇していくところ。手首得意な人なら最低音は中指で担当してもいいと思う。右手は裏で弾いていく。

G

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ベースを中指で弾いていると、次のAbは楽かも。右手は裏で弾く。

Ab

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Gのベースを中指で弾くと人差し指で弾くと楽かも。右手は2回弾いているが、好みで。 この後Eb,D,Dbとベースがクロマチックで下降する。

Db

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下降のラインを右手で弾いたので、左手は親指で弾いている。下降ラインは左手で弾いてもいいのだがリズム的に複雑なものを弾くときに左手がぶつかるので、こうしている。

セクションC

原曲のメロディをハーモナイズしています。コードを崩してメロディにしていく感じですね。

メロディを仄めかすときにコードフォームを崩してできる手法を知っていると色々と広がると思います…

こういうコードを視覚的に思い浮かべて弾いているという参考にしてください。

Ab7

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Eb7

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ストラムというか、アルペジオ的に、コードの形を意識しながらタイミングを変えていくとこういうメロディックなバッキングが可能になる。

F7

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このフォームは上でブルーススケールを弾きやすいフォームでもある。

Bb7(#9,b13)

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かなりテンションをぶち込んでありますね。リズム的にもブルース、ジャズなどでよくあるキメを弾いてるので、MIDIデータを参考にしてください。エレピも悪いことしています。 この辺りをマスターすると、様々なリズムに対応できるようになります。

ミックスとプラグイン

クラビネット

Keyscapeを使いました。クラビネットでぶっちぎりで好みは GSI のものです。Keyscapeをお持ちの方が多かったのでこちらにしました。

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ポイントは今の音楽をやっているわけではないので、広いステレオイメージなどいらない。

ですので、リバーブもモノラルにしています。

クラビネットは、ギターアンプを使って演奏されることが多かったので、アンプを通した設定にしています。

クラビネットはかなりトランジェント(トランジェントとは、音が発生した 一番最初の瞬間 に鳴る、 『パンッ!』とか『ドンッ!』というアタック音 のことです。音の『立ち上がり』の部分とも言えます。)があるもので、耳に痛いことがあります。

ですので、Presenceを絞っています。

この辺りはまた、個人サイトで書きましょうかね。

ギターアンプのPresenceは高音が持ち上がるだけではなくて、パワー管由来の倍音が乗るんです。

このままだとちょっとトランジェントが目立ちすぎるので、絞ってますね。Keyscapeはものすごく高品位なんですけど、そのまま使うにはリッチすぎるところがあるので…

プリセットからは引き算で考えることが多いです。

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presenceは0

本当は原曲では複数のクラビネットが鳴っているので、左右にパンを振りたかったのですが、クラビネットのトラックを増やすと教材としては成立しないので。1トラックにせざるをえなかった。

どちらかにハードパンするとあまりにも偏った状態になるので、どセンターにおいています。

他の楽器と帯域がかぶるのでちょこちょこ工夫しています。

EQ、コンプは基本全部Console1で。ハイカットとローカットをかなり入れています。

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コンプはFETコンプでトランジェント部分を丸めるようにしています。
トランジェントシェイパーでもほんのちょっと削ってますね。

FET Compressorはどちらかというと歪みとして使われることが多いと思いますが、ワウのピークと重なると耳に痛い。

トランジェントを抑え込むのに使っています。

普通のコンプとしての使い方です。飛び道具的に使うことが多いけど、これは普通の使い方ですね。

ワウについて

Stevieは原曲ではエンベロープフィルターではなくて、ワウを使ったと言われています。

エンベロープフィルターは入力の強さに応じてワウがかかるものですね。

多くのDAWでフィルターは標準装備されています。エンベロープフィルターとしての使い方は以下の記事をご覧ください。

Stevieごっこを極めたい皆さんは、エクスプレッションペダルでフィルターの開閉を調節してください…

ハードコア派でパッドで完結したい方はこちらをお勧めします。というか、これが生産中止になったらマジで困ります…

ワウは踏み方にさまざまな技術があるんです。この辺りは専門なので細かくやってもいいかな。いや、これ以上ニッチなことやったらいかんですね…

エレピ

EzkeysのDream machineです。Keyscapeのほうが全然リッチなんですけど、これは挙動を知り尽くしているので使っています。

いいところは特徴がないところ。これを基本にいつも味付けする感じですね。レスポンスを求める人はLounge Lizardもいいです。

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RC-20

Lo-Fiプロセッサー。プリセットを変更。noiseはオフ。ピッチが揺れた感が欲しかったので、Wobble、MAGNETICは音痴にならない程度に。

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リバーブ

SoftubeのSpring Reverbです。圧倒的な質感ですね…

今のセオリーと違うのは、トーンコントロールでベースを大きくして、トレブルを削っていることです。

今のミックスだと、低音がダブつくのでローカットを入れるのが基本ですがあまりクリアになってほしくなかったのでこうしてます。

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コンプは入れていません。 必要ない場合は使いません。

ややEQでほんのちょっとクラビネットと違う帯域をうっすら持ち上げてます。中低域がやや飽和するように狙ってます。

古い質感にするためです。

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シンベ

SoftubeのModel 72です。

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Key priorityをLAST,後着優先、エンベロープのリトリガーをMultiにしています。

実機ではないパラメーターなんですが、おそらくレコーディングでは手で色々調整しているのでこう設定しています。

Stevieが使っていたTONTOはリボンコントローラーがあったことがわかっていたので、そういうので、オクターブを飛ぶようにしたりしてるはず。

シンべらしさを強調するため、グライドを効果的に使うようにしてます。

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Model72はモノフォニック。音を重ねることでグライド(グライダーをイメージしてください、ピッチ変化が起こります)が起こるので、目立たせたいところで狙っています。

オシレーター3をLFOにしているのですが、シンベとして使うならLOにすると気持ちいい感じになるんじゃないでしょうか。

また、今回はMPEを駆使してベースラインを弾いています。

といってもSoftubeのModle72はMPE対応ではないので、ソフト上で変換する必要があります。

Expression Controlで、プレッシャー情報をモジュレーションホイールに適用して、Slide情報(上下)をカットオフに割り当ててつまみ操作をせずともフィルターの開閉ができるようにしています。

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MPEでNote PBをピッチベンドに割り当ててます。

これでPUSH3はパッドでピッチベンドができることになります。Linnstrumentお持ちの方はMPEコントロールなしでも使えますね。

 Linnstrumentで弾いてからから、PUSHの設定にしました。

コンプ

キックが聞こえやすいように、ダッキングをちょっとしています。

エクスターナルサイドチェインを使っています。

どういうことか。外部信号をトリガーにして、そのトラックにコンプレッサーを掛けるということです。

キックを聴かせたいということは、ベースの音が一瞬小さかったら聞こえますよね。今だとやらないことがない技術ですね。

純正のコンプはほぼこれにしか使ってないです。

オールドスクールなやり方ならプレイでキックに対して時間軸をずらすようにプレイすればいいんですけどね。

というか、普通にこういうジャンルやってる人はまずできる技術です。できない人は、『ああ、フィールがないのね』とされるある意味恐ろしい世界ですね…

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フェイザー

揺らして太さが欲しかったことがあります。

これもSoftubeです。フェイザー、他でも成り立つけどこの質感にするのは難しいと思います。

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ディレイ

奥行きと陰影をつけるのに使ってます。

そのままだとベタっと前に張り付いた音像になって、それも悪くないんですけど、今回センターに楽器が多いのでベースは後ろに下げたいのでこうしまいた。

大体100msくらいだと、初期反射をシュミレートするのにいいくらい。

で、softubeのこれはディレイでも歪む(マジです。頭おかしいくらい歪みます)ので、反射音だけちょっとくすんだ感じになります。ほんの少しだけベースを強調しています。

もっとハイを削ると後ろに引っ込められます。

リバーブだと輪郭がぼやけたり(滲んだり)するわけですけど(ディレイの集合体なわけですから)、ディレイはそうではない。

  • 輪郭を保ったまま奥行きをつけたい ディレイ
  • 輪郭をぼやけさせて奥行きをつけたい リバーブ

こう整理するとわかりやすいかな。

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実際、リバーブはプリディレイというもので、リバーブが立ち上がるまでの時間を調節して、アタックをはっきりさせる。

ローカットすることで、輪郭もある程度保てはします。まあ、そういうのはオールドスクールだとやらない。アビーロードテクニックというのもあるんですけど、今のテクニックから考えたら真逆ですからね。

ちょっとお高いんですけど、同時代の機材研究には役に立ちます。

サチュレーション

倍音付与。骨格がしっかりするというんですかね…

ベースにはかなり掛けることが多いです。というか、なんでも掛けますね。

個人的にはいろいろ最終兵器ですね。これとBluetoneがあればベースは好みものは作れてしまいますね。

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地味なんだけど、私の周りのファンクおじさんはみんな持ってますね。

ドラム、ベース、管楽器、歌となんでも使えますし、何にでも使いますね。私は。

超低域はカット。キックよりベースの方が低い部分を担当することが多いとはいえ、聞こえないようなところはカットします。

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ドラム

Ezdrummer3のTight Roomです。とにかくドラム音源のアンビエンスが嘘くさくて嫌いなのでパラ出しして、作ることが多いです。

ただ、そこまでやってると時間が足りないので、デッドなキットにしてルーム系リバーブでらしくしてますね。

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ローカットは入れてます。

ちょっとだけベースと違うところを気持ち持ち上げてますね。ハイハットがうるさくなりすぎないように、ハイカットはしてます。

コンプはVCAコンプですね。

ぱつんとした感じを付与させたかったので使いました。ゲインリダクションはまあまあいってます(3dBくらい)が、パラレルにしてバランスをとってます。

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音源などについてはこちらにまとめてあります・・・

その他のリバーブ

Sunset Studioは打ち込み音源の嘘臭さを消してくれる意味では最高クラスじゃないかな。

FAMEかこれしかほとんど使わないです。

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マスター

気持ちちょっと渋滞しているところをほんのちょっと削ってます。本当にちょっとです。

最後に、BusCompressorでグルー感を付与しています。レシオ低めです。ゲインリダクションは2〜3dBという典型的な設定ですかね。

アタック早めなのは耳を痛くしたくなかったから。パンチがあるようにしたかったら、もう少しアタックタイムを遅くしてもいいと思います。

あと、Console1はShapeセクションにTapeを読み込めるので、テープコンプをかけています。質感ですね。なんというか、打点が太くなるというかね。そういう感じがあるんですね。

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Console1だとプラグインの機能が全部使えるわけではないのだが大きなメリットがある。レイテンシーが脅威の4サンプル。マスター系エフェクトを掛けていても余裕で演奏できる。

9月はStevie特集で、Soul Kitchenも連動しています。