ハードコア・パッドスタイル第8回:サブドミナントマイナーで色彩を加える|うりなみ
ハードコア派のみなさん、おはようございます。
パッド沼へようこそ…
終わったと思っていたでしょう…
記事が一人にでも売れる限り、noteは続けます。Abletonの電子書籍を出すためには稼ぎ続けなきゃいけないですからね…
いや、でも市場シェア考えたらCubaseの電子書籍を書いてブログの維持に充て、Abletonの電子書籍を作れるようにすれば解決する…?
何かがおかしい…
そういえば、「無理しかない暮らし:デジタル百姓の特異点航海記」という記事の方が、先月のハードコア・パッドスタイルより反響があったんですよね…
副業というタグ、FIREというタグが当たったんですかね…僕は嘘はついてない…
やはりAIでボロ儲け路線にするべきか…
いや、でも結局赤字だったしなあ…
と言うわけで売れ行きが芳しくないと存続の危機です。
迷走してますね。完全に迷走です。
瞑想した方が良いですかね…
これではいかんと言うことで、今まで以上にモテ要素を打ち出しております。これでイケるはず。
来年の納税が心配過ぎます…
今回は演奏例が多めです。前回はかなり座学が多かったですけどね。あれはあれで凄く大事なことたくさんやってたんで、余裕がある方は是非復習してください…
まあ、とそう言っても一般的な理論書やレッスンに比べると圧倒的に座学が少ないわけですけれど。
いままで、ハードコア・パッドスタイルではよくある進行などを扱ってきた。
まずはコードとスケールの基礎を弾けるようになることで、実際の制作やプレイに活かせるようにと考えていたわけです。
いよいよ、もう少し色彩豊かなハーモニーの導入です。でも。パッドなら難しくないです。大丈夫です。
時間を掛けてきたのはコードを覚えていると、こういう響きを理解するのは決して難しくないからです。
元来、理論と感情は切り離すものではない。感情と言うのは適切じゃないか、自身のイメージを大事にして欲しいです。
こういう感じに私は聞こえるとか、そういった言語化が出来ると分類するのも簡単ですから。
「え?どういうこと」と思われるかもしれません。ですが、弾いたらわかりますからね。
何らかのイメージは必ず思い浮かぶと思います。自分なりのラベルを作るようにしてもらえたらなと。この記事で書いてあるのは私のイメージ。もちろん皆さんそれぞれのイメージで是非言語化してみてください。
そしてね、パッドはこういう色彩的なハーモニーを覚えるのも簡単なんです。
これは4度のクロマチックという特性が効いてくるんです。視覚的にわかり、音でもわかる。応用も容易です。
実際、音楽を作ったり演奏したりするのに覚えることはそんなに多くない。
今までの繰り返しになりますが、ハードコア・パッドスタイルでは網羅的に理論を解説するのは主要な目的にはしていません。
弾いていくうちに、「ああ、そういうことね…」という理解をしてもらえるようにと考えています。
普通の人は、やりたいのはどう考えたって音楽を作ったり、演奏したりすることであって、理屈を理解するのが第一義に来るなんてことはないでしょうからね。
今回は胸がキュンとなる、あの切ない響きについて今回はちょっと考えてみましょうか。
借金の督促も胸がギュッとなりますけどね…
楽しんでいきましょうね。慌てずに。
後ほど、動画、手形などが追記されますので、手形、動画、プロジェクトファイルが必要な方はしばしお待ちください…
サブドミナントマイナーのモテそうな響きを味わおう
まず、実際にサブドミナントマイナーを弾いて、どういう響きなのか実感してみましょう。
まず、これサブドミナントが入っている進行ですね。

トニック、サブドミナント、ドミナントからトニックと全部入りの進行。
…モテそうにない。これではダメです。
これはもう成田離婚(わかります?)は必定。
つまらない人ね…と飽きられる。
大丈夫です。バツ2の私が絶望の縁からみなさんを救い出しますよ。
C

第一転回形。C/Eと表記してもいい。トップノートはメロディ的に感じるので、コード進行がシンプルな場合はボイシングも工夫したい。
F

第2転回形。トライアドの転回形はしっかりマスターしたい。
G7

5度をオミットした。5度は4和音の場合省略しても問題ない。3度にクロマチックアプローチしたかったのもある。
C

C/Gと書いても良い。第2転回形。ボイシングを変えていくことで単調さを避けている。 今回、モテる、モテないと言う観点で話していますけど、ストレートなものやシンプルなものの良さはあるので誤解めさるな…

これを G7をFマイナーセブンス に変更してみます。どうですか?
ドミナント7thからトニックに戻ると言う流れと明らかに違う印象になりますよね。
こうすることでどうです?モテそうでしょう…?
「この人、繊細そうで放っておけない…」 「なんなら借金も払ってあげたい…」 「生活能力がなくても、パッドと愛があれば大丈夫…」
――そういう女性が続出することは間違いないですね。
モテ過ぎてバツ3にならないか心配になるくらい素敵ですよね…
Cmaj7

ギターのボイシングと同タイプ。ギターや鍵盤がアンサンブルにある場合は、それぞれ違う音域やボイシングにすることも多い。
Fmaj7

Fm7

C/E

なぜこのボイシングにしたかというとFm7からのボイスリーディングを考え方。前後の流れを読むほうがモテるはず。気配り、大事ですね…
このFm7が「サブドミナント・マイナー」と呼ばれているものですね。
サウンドを覚えて弾けるほうが大事。
名前はまあ覚えておけると役に立つこともあるかもしれない。
「ここのサブドミナント・マイナーが良いんだよね…」などと言って知的粉飾を行うのもワンチャン、モテるかもしれませんよ…
今回はこの サブドミナント・マイナー について扱っていきます。
とくに、R&B、ソウル、ブルース、ゴスペルなどでは良く扱いますので、マスターすると幅が広がりますよ。
モテまくりの日々が待っていますね…
サブドミナント・マイナーがなぜこんなにモテそうなのか
キーがCの際のサブドミナント・マイナーであるFマイナーというのは、Cメジャースケールのダイアトニックコードには入っていません。
Cメジャースケールの4度はFメジャーでした。それがFマイナーになっている。
「え、どういうこと?調性音楽はメジャーとマイナーの2種類ってうりなみさん前回言ってたのに。騙したな…僕は許さないぞ…」となるかもしれません。
あわてん坊過ぎますよ。落ち着いていきましょう…
これはどういうことかと言うと、まあ兄弟的なキーである Cナチュラルマイナーキー から一時的に借りてきたんですね。
私も兄弟から借金したい… 一時的ではなくて永遠に…
で、この「兄弟キー」って「一体何それ?」と思いますよね。
まず、Cメジャーキーの構成音は「C, D, E, F, G, A, B」でしたね。
対して、対して、Cナチュラルマイナーキーの 構成音 は「C, D, E♭, F, G, A♭, B♭」です。
では、確認しましょう。
Cメジャースケール

川三64パッドは三井田君が作ってくれました。
4度のサブドミナントはFメジャーですね。

Cナチュラルマイナースケール

CナチュラルマイナーはEbメジャーと音は同一。これを平行調と言います。詳しくは第7回をご覧下さい
4度から始まるものはマイナーになります。Fmですね。

ダイアトニックコードの定義は、ルートから3度ずつ重ねたもの。一音ずつ飛ぶと考えても良いですね。
同主調と同主短調
このように、同じルート(主音)から始まるメジャーキーとマイナーキー、それを 同主調 といいます。
この場合は、同主短調であるマイナーキーの コード を借りてきたわけですね。
もう一度確認しましょうか。
メジャーキーでは本来4度はサブドミナント。そしてメジャーだったものがナチュラルマイナーではマイナーになっていますね。
これをサブドミナント・マイナーと言います。

私たちがCメジャーキーで演奏しているときに、同主調のナチュラルマイナーキーのコードを一時的に 借りてくる 。そのコードを借用和音と言ったりします。
こういうのを 一時転調 とか、あるいはスケールが変わるので モーダルインターチェンジ なんて言ったりもしますけど、まあ名前はどうでもいいです。
名前知ってても腹は膨れんのや!
とりあえず「借りてきた」とそこだけ覚えておきましょう。
借りたものだから元に戻す わけですね。メジャーに戻ると。そういう流れがあります。
借りた、ということは覚えておかないといけない…借金、なくならないかな。忘れたいものですね。
はい、ということで大事なのは、このCメジャーキーの構成音にはない「 A♭(フラット) 」の音、これが"切なさ"の鍵なんです。モテの鍵と言っても良いでしょう。
「この人、パッドのことばっかり考えていて、全然何もわかってないのね」と思ったらふと見せる知性…
こんなんモテるに決まってますね。
おいおい、少子化問題も解消しちゃうぜ…
パッドは日本を救う。
私も救って欲しいです…
CメジャーキーのFメジャー・トライアド(構成音: F, A, C)に対し、Cナチュラルマイナーから借りてきたFマイナー(構成音: F, A♭, C)。この「 A♭ 」という音が、Cメジャーキーでは聴き慣れない響きなので、特別な色彩感が生まれるわけです。
だからこそ、あのモテそうな感じがするんですね。
パッド で弾いてみても、Fメジャーの構成音である「A」の音が、Fマイナーでは「A♭」へと 半音で下降している サウンドだということが、よくわかるんじゃないでしょうか。
でね、このFm7からCへの動き、なんでこんなに気持ちいいんでしょうか。
実は 2つの音が半音でスルスル下がって るんです。動画、もう一度ご覧になってください。
A♭→G、F→E。そしてCはそのまま。
指で弾いてみたら分かりますよ。
2つの音が半音で下降して、1つの音はステイ。完璧すぎる動きなんです。
イケメンの上に不動産も持っていて、親も死んでるみたいな感じでしょうか…
だからこそ、あのモテそうな感じがするんですね。裏で悪いことやってる感もありますね…
サブドミナントマイナーの代理コード モテ兄弟は共通しているところがある。
では、「モテそうなコード」ということでサブドミナントマイナーを紹介したわけですけれども、 サブドミナントマイナー にも仲間のコードがいるわけです。
モテ兄弟みたいな感じです。
なんか急にいけ好かない感じがしてきましたね…
それらは、先ほどあげた「キーがCの場合だったら A♭ の音が入っている」という共通点で理解すると覚えやすいかと思います。
全部覚える必要はありません。
本当は他にも代理コードがあるんですけど、今回は代表的なものを2つ取り上げることにします。また、応用編でいずれ。
代理コード1:IIm7(♭5)
基本的な代理コードは、まず IIm7(♭5) (ツーマイナーセブンス・フラットファイブ)です。キーがCなら Dm7(♭5) ですね。
これ、押さえ方をご覧いただくとわかるのですが、 IVm6 (四度のマイナーシックス)、つまり Fm6 と構成音が全く同じなんです。これは後でジャズ編になった時にも大事なので、覚えておきたいですね。
- Fm6 の構成音: F, A♭, C, D
- Dm7(♭5)の構成音: D, F, A♭, C
Fm6

Dm7b5

Dm7b5

余裕があれば覚えたい。使用頻度が高いフォーム
ほら、同じでしょう?
なので、これらは 転回形 (てんかいけい)で同一、ということができます。だから「構成音が同じコードは機能も同じ」という風に理解すれば大丈夫です。
形が似ていたら代理になりますし、同じ音を並び替えているのもジャズ・ポップス理論では機能は同じと考えるんですね。
代理コード2:♭VImaj7
そしてもう一つが、 ♭VImaj7 (フラットシックス・メジャーセブンス)です。キーがCなら A♭maj7 ですね。これはまた、ちょっと大人なモテ方をしそうな感じのコードです。
Abmaj7

Abmaj7

Dm7b5に接続する時にベースがスムーズになる。モードが切り変わったように感じるのは、Eb(Cメジャースケールにない音)が入っていることもある。
今回はこの2つを特に覚えてもらいたいです。
弾き比べてみよう
じゃあ、実際に 弾いて みましょうか。 Fm7 とはまた、ちょっと違う感じの色彩感がありますよね。
Fm7だったらもっとクラシカルな感じだと思うんですけど、 A♭maj7 のほうが、もうちょっと大人な感じがしますね。これはあくまで私の感じ方ですよ。
ご自身の言葉でイメージしてください。
例えば、 A♭maj7 、 Fm7 、 Dm7(♭5) からCへ解決する、というのも、ボイシングによってはクラシカルに聴こえると思います。
では、同様のコンセプトがジャンルによってどう使い分けられるか、具体的に見てみましょう。
今回はね、ちょっと「うりなみさん、ロックできないの?」って言われたんで、「ロックもできるよ」といって虚勢を張ったんですけど、全然ロックではないですね…
いろいろなサブドミナントマイナーの使い方 TPOを理解してモテまくろう
1. 王道ポップス/ロック的なアプローチ
まず一番、王道ポップス/ロック的なアプローチということなんですけれども…
全然ロックではないですね、私がやっているので。
まあ、こういうのも聴いたことがあるんじゃないでしょうか。
| Fmaj7 | G7 | Cmaj7 | Fmaj7 Fm7 |
IV → V → I (四度→五度→一度)という王道進行の後に、 IVm (四度マイナー)を入れるというやつです。これは、ややベタなコード進行だと思います。
モテ度はやや控えめ。でもちょっと爽やかな感じがしますね…
そうか、おじさんだからダメだったのか…
2. ネオソウル的なアプローチ
次、これはもう モテます ね。モテまくりです。
民事裁判数件は抱えてる感じです 。常に係争中。
先ほどが高校生の恋愛としたら、これは大人の恋愛ですね。

I (一度)から直接 Fm7 にいく。 ネオソウル とかでよくやったりしますね。
Dのハーフディミニッシュ (Dm7(♭5))に行ってから戻ったりするのは今どきのLo-Fi hip-hopでもありますね。
これは先ほどやったサブドミナント・マイナーの代理コードですね。
ちょっと理論を勉強した方だと、え、「ここはマイナー251にいくのでは?」と思うかもしれないですけど、またトニックに戻るのがポイントです。
ドミナントの大仰さをなくしてるわけです。
D'Angelo が上手にやっているのでこういうジャンルがお好きな方は、聴いたことがあるかもしれないですね。
3. ゴスペル的なアプローチ
でね、次がゴスペル的なアプローチです。
まあ、これはだいぶモテる感じがしますね。美しい。
こんなことばっかり言ってるとそのうち不敬と怒られそうですね…

トップノートが下降していくところがポイントですね。動画見たらよくわかったのではないでしょうか。
Fmaj7 → Fm7→Fm6→ Csus4-C
もうこれを聴いただけで、すべてが許されるような気がしませんか?
私の借金も許される気がします…寛容の心、大事にしたいですね…
「 Fm6 ってダイアトニックコードはないんでは」って思われた方もいらっしゃるかもしれません。はい。その通りです。
マイナー7だけではなくてマイナー6も使えるんだなと覚えおいていただけたら。
使えるテンションなんかも説明しても良いんですけど、分量が多くなり過ぎますので、これくらいで。
そのあたりの理屈はマイナー251編であらためてやるので、まずはきっちり弾けるようになる方が大事です。弾いて覚えてください。
4. ブルース、ゴスペル的アプローチ
で、ちょっと最後に、ブルースやゴスペル的なアプローチっていうのをやってみましょうか。
よく ブルース などでやる進行は、 IV に行って、# IVdim (に行き、それから I/V (五度のベース音上のI)に行く、というやつです。まあ、ブルージーですよね。
こういうターンアラウンドがありますね。

ディミニッシュ編でやったから覚えていますね。
え、覚えてない?おかしいですね…
そういう方はブラウザバックして購入しましょう。
お父さん、お母さん、ご兄弟、おじいさん、おばあさんにプレゼントするのも大変喜ばれますよ。私も大歓喜。
だれもが嬉しい世界。素敵ですよね…
もう一つのパターンが、 IV (四度)に行ってから IVm (四度マイナー)、それから I/V (トニック)に戻る、というものです。

音使いを見たらパッとわかったと思うんですけど、結局これは 半音の進行 をしてるんですよね。
- ディミニッシュ の場合:ベース音が IV から #Ⅳdim7 へ、 半音上がって Vのルート音に行っている。
- マイナー の場合: IV から IVm へ、内声の A♭の音がG (Vのルート音)へと、 半音下がって アプローチしているわけです。これはベースではなく内声で動いているパターンですね。
ですから、この「半音で動く」という点、そしてコード外の音を経由しているということは変わらないわけです。似てるけどニュアンスが違う。
ディミニッシュを弾いているわけですからね。
私はディミニッシュの方が高揚感があるという感じがしますね。
カバーでコードの解釈が違うのなんか当たり前なんです。感じ方が違うわけですからね。
一時的な転調から、またメジャーキーに戻ってくる、というのがこのクラシカルさというかモテそうなポイントなわけですね。
ね、ふと見せる陰りがある表情。やっぱりこれですよ…
まあ、本当は厳密に言うと「そのディミニッシュセブンスってどっから来てるんや」って言ったら、 ハーモニックマイナースケール から来てるんですけど、そのあたりはやりだすと大変なんで、またマイナーのII-Vを説明するときにでもやりましょうかね。
大事なのは理屈の理解より弾けることですからね。我々ハードコア派はそれを忘れずにいたいですね。
ムードによって使い分ける、そういう話です。ですから、是非、ドミナントをサブドミナント・マイナーに偏向したり、#Ⅳdim7をサブドミナント・マイナーに変えたりしてみて下さいね。
実際のブルースでも、バージョンによってはディミニッシュを使っているのもあれば、IVマイナーを使っているのもあるんです。
Ain't nobody's businessとかね。
ですから、いろいろ聴いてみて「あ、こういう感じなんだな」と自分なりに 言語化 できるようになったら、それらをどんどん入れ替えて試してみてください。
その場のTPOに合わせて、「どっちがモテそうか」、そういうことを考えてぜひぜひいろいろやってみてください。
モテそうなパターンが見つかったら私にも教えてください…
5.サブドミナントマイナーの代理としてのdim7
実はね、さっきのIVmと同じ場面で、ディミニッシュを使うパターンもあるんです。
「え、さっきもやったよ…」って?あわてん坊さんだな。でも嫌いじゃないぜ…
よく見てくださいね。

F#dim7ではなくてFdim7です。#Ⅳdim7ではなくてⅣdim7です。
このFdim7、弾いてみて下さい。サブドミナント・マイナーとは違うコードだけれど、同じ様な雰囲気を持っている。こっちの方が解決感が強いと感じるかもしれませんね。
サブドミナント・マイナーとしての機能があるFm7と比較してみましょうか。実はこれ、構成音を見ると面白いことがわかります。
Fdim7:F A♭ B D
気付きました?
この中にFm(F A♭ C)の音(F,Ab)が入ってますよね。そしてG7(G B D F)の音も入ってる。厳密に言えば、G7b9(G,B,D,F,Ab)の音も入っていますね。
つまり、サブドミナントマイナーとドミナントの「いいとこ取り」みたいなコードなんです。ドミナント7th的なところもありつつ、サブドミナント・マイナーの音もある。
二面性がある男はモテると言うヤツですよ…
言語化すると、サブドミナントマイナーの繊細さに加えて、ちょっとドミナントの強引さもある。
「ちょっと寂しいんだ。心もふところも」と無理目に口説くような感じですかねえ…
いや、これは二面性と言うより、単にクズっぽいですね…
言語化しなかったほうが良かったかしら…
ま、まあ、理屈はどうでもいいんですけど、要するにこの2つは同じ場面で使える選択肢だということですね。サブドミナントマイナーにしても、同じルートのdim7にしてもいい。
どっちを選ぶかは気分次第。バツ2の私が保証します…
ちょっと気になるかたは、第6回のセカンダリー・ドミナントの記事なんか読んでも面白いかもしれませんね。
実はアドリブの時にも応用が利くんですよ。フフフ…
goryugoさんレッスン サブドミナントマイナー|うりなみgoryugoさんレッスン サブドミナントマイナーpad-sensei.com
追記:2025/11/22
6. モダン・ゴスペル/R&B的解決:ドミナントを"回避"する
さて、ここまで、サブドミナントマイナーの色々な手法をやってきました。
しかし現代の音楽、特にゴスペルやR&Bでは、このサブドミナントマイナーを、まるで ドミナントの代わりのように使ってトニックに解決する 、非常にお洒落な手法が多用されます。
これはもう、モテ度がヤバいですね。
隣の席の人が顔を向けて「え、この人何者?…結婚してください」とその場で求婚されるレベルのやばさです…
まずは比較してみましょう。
普通の人がやるやつ。
| Dm7 | G7 | Cmaj7 | |
これは王道の II-V-I。悪くないです。でも普通です。
「あなたは何も悪くはないの。でも、ドキドキしないの…」
これではバツ1止まりですね…
安心は悪くないですが、異次元のモテにはほど遠い。
では、これはどうでしょう?
| Dm7 | Fm7 | Cmaj7 |
どうです?G7を使った時のような「解決!」という強さはないけれど、よりスムーズで、都会的な、洗練された響きがしませんか?
ドミナントみたいにがっついてない。余裕が真の大人感がありますね…
まあ、バツが2つくらいついてからじゃないと醸し出されないモテオーラがあります。
これが現代のゴスペルやR&Bで多用される「ドミナント回避」の手法です。
「この人、理論もわかってるし、でも押し付けがましくない…知的で優しそう、お金も持ってそう…」
こういう印象を与えるんですよ。モテますね。確実にモテます。私なら失神します。
なぜこんなにお洒落に聞こえるのか?
V7の直接的な強さを避け、よりマイルドにトニックへ着地できるからです。ドミナントって時々、ちょっと大仰すぎるんですよね。「ほらほら、解決するよ〜!」って感じで。
オラついてる感じと言うかね。ちょっと疲れる時がある…
「あなたといるの、疲れちゃった…」頑張ってるのにドミナントさんがかわいそうやろ!と言いたくなりますが、まあ、気持ちもわからなくはないですね…
でもFm7の持つA♭の音が、Cmaj7へ向かう際に独特の浮遊感やメロウな雰囲気をプラスしてくれる。
そして何より、DmからFm7。そしてCmaj7への声部連結が美しすぎるんです。F→E、A♭→Gといった半音の動きが、これまたスルスルと…
こんなコード進行弾くヤツはまあ悪いヤツですね。
でも合法なんだぜ…
これね、実際弾いてみると本当によくわかりますよ。パッドの良さがここで活きてくる。
この響き、どこかで聴いたことありませんか?
D'Angeloはもちろん、Robert Glasper、Erykah Baduなんかでもあるかな。
ぜひ、この「Dm7 - Fm7 - Cmaj7」というモテ進行を、あなたのパッドで体感してみてください。
もうね、これ覚えたら街でパッド弾いてるだけで職質されるレベルでモテると思いますよ…
「あの、すみません、何をされてる方ですか?」って…
まあ、実際は借金取りかもしれませんけどね…
私は愛と自由とパッドの伝道師ですと答えましょうかね…
まとめ
今回学んだサブドミナントマイナーの基本:
- 同主短調から借りてきたコード
- Abの音が切ない響きの正体
- 代理コードとしてIIm7(b5)、♭VImaj7も使える
- ジャンルによって使い方が違う
実は、今日紹介した以外にも、さらにミステリアスな響きが存在します。
| Cmaj7 | Fm(maj7) | Cmaj7 | % |
このFm(maj7)、弾いてみて下さい。
なんとも言えない、複雑で美しい響きがしませんか?
これは『メロディックマイナー』由来の響きなんです。
マイナースケール、3つあるんでしたね。マイナーもう少ししたら取り上げますからね。
楽しみにしていて下さいね。
メンバーシップはお得ですよ そしてモテます。
夏も近い。アウトドアで華麗なパッドプレイでモテまくり。
そういう未来を踏み出すのは今しかないです!
今より時間がある時はないんです。
変わるなら今、そんなあなたにぴったりのプランがあります…
定額で過去記事も読み放題、Discordなどで質問も出来、そこでしか読めない記事や動画があるメンバーシップはいかがでしょう。なんてオトクなんでしょう…
経済観念がある人はモテる。モテにモテますよ。バツ2の私が保証します…
フフフ…
ラーメンで特盛にして餃子をつけるより安い値段で一ヶ月楽しめる。
そして、パッドはモテる。
こんなメカでソウルフルに弾いた日には300メートル先から気になるあの人が猛チャージしてくるくらいの異次元のモテが予想されます…
猫にチュールどころじゃないぜ、おいおい…これで合法なんだぜ…
バツ2の私が断言しますよ…
こんな価格で胸焼けするほどのパッド情報が得られるのはメンバーシップだけ!
え、需用がないって?ゆ、夢があります!
また、メンバーシップでは最低月4度、三井田くんやメグさんのレッスン動画が追加されますので、濃厚パッドライフが送れます…
不定期連載のLick of The Dayシリーズなどハードコア・パッドスタイル本編では扱っていない応用的な内容なども。
練習用のプロジェクトファイルが付属しています。
それだけではありません。ここでしか読めない記事もあります。

それだけではありません。
バツ2の私が責任を持って、フォームから離婚相談、会社の清算から夕飯のおかずまで懇切丁寧に提案するDiscordもあります!
Discordにはもっと色々動画をあげたりしています。ちょっとした質問なら動画作ったりするのもできますしね。
正直ハードコア・パッドスタイル本編よりDiscordの方が知見が集まっているかもしれません。
個人的には記事より価値があると思ってます。他の方の質問も見られるわけですしね。
ハードコア派の中のハードコア派が集うメンバーシップ、モチベーションをあげるには最適です。
真面目な話すると、すぐにフィードバックが得られる環境は上達も速いです。
Abletonの質問などもお気兼ねなく。パッドで演奏を楽しむためには、DAWの環境も整える必要がありますからね。
では、また次回のハードコア・パッドスタイルでお会いしましょう…
慌てずに。楽しんでいきましょうね。







