2026/01/09 新田さんレッスン ギタリストのサブ楽器としてのパッド|うりなみの見出し画像

2026/01/09 新田さんレッスン ギタリストのサブ楽器としてのパッド|うりなみ

ハードコア派のみなさん、こんにちは。

今回は新しいメンバー、新田さんとの初回レッスンです。いやあ、楽しかった…

新田さんはギタリスト。ブルースとファンクがお好きとのこと。大歓迎です…

HPSは私を筆頭に、goryugoさん、tksさん、たにーさんとパッドとブルース好きが揃っている。ハードコア集団です…

ブルースとお洒落コードはモテる。

そしてパッドもということはもはや証明されたと言ってもいいのではないでしょうか。

「え、うりなみさん、また、適当なこと言って…」と思われるかもしれませんが、ギターとパッドの相性はいい。

ギターとパッドというと、白ワインとチーズ、和食と日本酒、弁護士と離婚位、相性がいいと言っても過言ではない・・・・

正に相互補完的といえます。

忘れてたけど、私もギタリストでした…

私の場合はもはやパッドがメイン楽器でギターがサブ楽器ですけれど。

動画

新田さんの目標

新田さんは大学時代にバンドでギターを担当されていて、オールディーズやロックを耳コピで演奏されていたとのこと。

社会人になってからは一度ギターから離れていたそうですが、5年ほど前から練習を再開。

そして去年、約30年ぶりに学生時代のバンドを再結成されたそうです。

パッドは去年goryugoさんに勧められて購入。持っている歴としては10ヶ月くらいですが、ほとんど触っていない状態とのこと。

DAWはAbleton Live 12のLiteをお持ちです。

新田さんのやりたいことのリストをまとめるとこうなりますかね。

新田さんのやりたいことリスト:

  • ギタープレイに活かす形で音楽理論を学びたい
  • フレディ・キング、アルバート・コリンズなどのブルースを弾きたい
  • 友人とトリオ編成(ドラム+キーボード+ギター)でやりたい
  • 練習用のカラオケトラックを自分で作れるようになりたい

ブルースだと、フレディ・キングの「Same Old Blues」みたいなスローブルースがお好きとのこと。Shelter時代のフレディ・キングもいいですよねえ…

アルバート・コリンズもお好きということで、ファンクブルースがお好きなのかもしれませんね。ブルースフレンズかつ、ファンクフレンズですね。

新田さんのお友達のドラマーはグラント・グリーンのジャズファンクもお好きだそうです。趣味が合いますねえ…

友人とトリオ編成でやろうかという話があるとのことで、そこにキーボードを入れて…ということを考えていらっしゃるとのこと。

ドラム、鍵盤、ギターのオルガントリオみたいな構成は最高にかっこいいですよね。

ギターの負担はデカいですけど…私はオルガン・トリオを長い事やっていたので、大興奮でした…

新田さんは私と趣味が近いはずなので、このあたりの記事は楽しく読めるはずです…

ギタリストがパッドでハーモニーを学ぶメリット

新田さんは普段、Youtubeや教則本などでハーモニー学んでもプレイに活かすことが難しいとおっしゃってましたね。

パッドは正にわれわれ生楽器の蛮族のギター民にぴったりな楽器です…

新田さん、今はソロを弾く時に「指盤上の位置で記憶して弾いている」状態で、ポジションが変わると不安になるとおっしゃっていましたね。

ペンタトニックのフレーズは練習されているけれど、ポジション変換や複雑なコード進行についてはまだ不安を感じていると。

先生から「何度の音が入っている」と言われても、戸惑いがあると。

これ、よくわかります。ギターはキーごとにフォームが変わりますからね。

パッドは違います。

パッドは「完全4度」で並んでいるので、1オクターブ内の音程の形がどこでも同じなんです。

3度音程があるわけではないので、認知の負荷は非常に少ないです…

新田さん、度数(インターバル)がわかると、めちゃくちゃ楽に弾けるようになりますよ。

自由にコードを作ることも出来ますし、何ならスケールも作ることが出来ます。

tksさんの記事は、ペンタトニックを様々なポジションで弾きながら覚える方法を取り扱っています。このあたりはギターでも応用できます…

コードトーンを意識するだけでソロが変わる

レッスン中にお見せしましたね。 パッドで音を確認してから、ギターで弾くのは非常に有効です。

というのはコードトーンを意識して弾くだけで、ソロは組み立てられます。

ペンタトニック一本槍で弾き切るのもかっこいいですけど、我々中年は知的粉飾を行わなければモテない…

そういう時に ちょっと頭良さそうに見えるのが、コードトーンを導入することです。

新田さん、これでモチベーションが爆上がりしましたね…

C7のコードフォームが見えている中で、その上部の構造のコードを弾いたりするのを特にやりましたね。これ、ジャズではごくごく基本的なアプローチなんですね。

で、ギターだと実は難しいわけですね。構造的にクローズドボイシングは弾きにくい。ジャズ・ポップス理論だと基本は四和音になるわけですけど、基本形を弾くことも難しいのがギターという楽器です…

でもパッドなら簡単です。

同一弦上でギターやベースは弾けないわけですけど、パッドは関係ない。

鍵盤のメリットと、どのポジションでも視覚的には変わらないというメリットを持っているわけです。

ギターだとコードをアルペジオで2オクターブ弾こうと言ってもなかなか困難です。3弦と2弦は長3度音程ですから見え方が変わってしまいます。

でも、パッドはコードを弾けさえすればコードトーンは完璧に把握できる。移動しても見え方は変わらない。

ギターのように基本形を弾くのが難しいわけではないですからね。

いろんなポジションで弾く訓練をギターでもする必要はもちろんありますけど、 音を覚えてからなら、ギターで覚えるのも簡単です。

いろいろアドリブの例をおみせしましたけど、ロジックはごくごくシンプルですよね?

コードトーンをクロマチックアプローチしたり代理コードを使ったりしてインプロしましたが、 物凄く雑に言えば、似た形の図形を弾いてるだけです。

で、いろいろ応用を利かせるには、インターバルの知識が必要になります。パッドで覚えるとギターでの応用も簡単ですから、新田さん、慌てずにいきましょう。

度数がわかれば複雑なコードも作れる

コードを丸暗記するのではなく、度数の位置関係がわかれば、どんな複雑なコードでも作れます。
「1度、3度、5度、7度」という基本が分かれば、4和音は作れます。

パッドで「Cmaj7(9)のルート(C)を抜くとEm7になる」といった構造を視覚的に理解すると、ギターでも応用できるようになります。

「ベースがCを弾いているなら、ギターはEm7だけ弾けばいいんだ」とアンサンブルで考えるときなんかにもすぐ応用できますよね?

新田さんはたくさんカバーされてきたので、度数を確認できれば「ああ、あれね…」となります。

それだけではありません。

例えば、アドリブの例で見せましたけど、Cmaj7(9)上でアドリブする時、もちろん、Cリディアン・スケールを弾くというアプローチもありますけど、コードが変わる度にこんなこと考えていたら禿げます…

髪は長い友達ではありませんから大事にしなければいけませんよ…

でも、Cmaj7(9)=C+Em7と考えたら?Em7のコードトーンを弾けば全体としてはCmaj7(9)となりますよね?

つまり、R+3度上のマイナー7=maj7(9)ですね。
こういう形で、いろいろ整理できます。

Cm7(9)ならC+Ebmaj7です。つまりR+短3度上のmaj7ということです。

C7(9)ならC+Em7(b5)。つまりR+3度上のハーフディミニッシュ。

ちなみにWes MontgomeryやGrant Greenはマイナー7(9)の時に、5度から始めるマイナー7を弾いたりもします。

このあたりは地獄プランや今後のジャズスタディで色々取り上げます。地獄プランが弾けるようになると、すぐギターに転用できます。

パッドでサウンドを覚えてしまえば、ギターでも「今は9度の音が欲しいからここを弾こう」と耳でアドリブができるようになります。

練習用カラオケを自分で作ることを目標にしましょう。

新田さん、目標は練習用カラオケを自分で作れるようにすることにしましょう。

そうすれば、DAWの操作も覚えますし、ギターの練習に役立つ形でこれからのレッスンは構築していきましょうか。

あくまでギタリストに必要なDAWの知識を覚えればいい。ギターでポジションを掴むのに便利なソフトもあります。

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新田さん、Chordieというソフトはパッドを押さえると、鍵盤、ギターのフレットボードが表示されます。こういう使うとパッドも覚えやすくなると思います。ギタリスト的には、コードで1,2弦を押さえるものは、左に1つずれると覚えておくと楽かもしれません。

それだけで、自分の好きなテンポで、質の高いドラムに合わせて練習できます。録音して客観的に聴くこともできますしね。

楽しく練習できる環境を作りましょう

ギタリストは打ち込みを細かくやるのは面倒でしょうから、例えばEZdrummerのような音源を使って、気に入ったリズムパターンをドラッグ&ドロップするだけでいいんです。

面倒くさかったら、ここにある音源を揃えるとHPSのプロジェクトファイルがそのまま使えます。

今の複雑化したDAW,全部使えるようにする必要もないです。楽しく練習できる環境を作って、より楽しくギターが弾けるようにしましょうか。

DAWを使って練習することには多大なメリットがあります。

録音したものを客観的に見れたりするわけですね。オーディオデータ見たら溜まってるとか、突っ込んでるとか、走ってるとかもわかるわけですし、他の楽器もオーディオにすれば、相対的な位置関係もわかります。

キーを変えたりするのも簡単です。

社会人は時間が足りない。少ない自分の時間をより楽しむことが出来るために、DAWとパッドはマスターしておいて長い新田さんの音楽人生でプラスになりこそすれ、マイナスになることはないです。

新田さんは自宅ではマルチエフェクターを使って練習されているとのことですから、次回は、Abletonのオーディオ・インターフェースとして使えるようにしてみましょうか。

「自分の弾きたい曲のカラオケを自分で作れる環境構築」を目標にしましょう。

まずは、パッドで音を出して、ギターを録音できる環境を作りましょう。

学ぶ順番

新田さん、ギターに活かすために、パッドを学ぶ順番ですけれど、まずはこうされてはいかがでしょうか?

  1. HPSのレッスン記事の3回目までご覧になってみてください。度数とコードの作り方はわかります。
  2. ギターでコードを弾く時に「これは何度の音かな?」と意識しましょう。
  3. 地獄プランを練習する。(カラオケを作る練習にもなります)
  4. できれば、HPSの8回目までやってみる。知りたい内容に合わせて、 HPSポータル で他の方のレッスン記事やLODに挑戦する。

こちらにもやり方は書いてありますね。「時間が取れないんだけど…」「ここが難しくて絶望…」そんな時は気兼ねなくおっしゃってくださいね。

後、ギターの度数に関してなんですが、こちらはどうでしょう?

私は使ったことはないんですけど、コードに度数が乗っているこちらなんかは、普段の練習時に眺めると、度数の意識が出来ていいんじゃないでしょうか。

次回以降のレッスンで:

  • 練習用カラオケを作れる環境構築
  • セッションビューを使った練習方法

tksさんのレッスン記事にセッションビューの使い方の内容がまとまっていますので、よろしければ

tksさんレッスン Abletonを使って1ループを作れるようにしよう

まとめ

新田さん、ギタリストでブルースやファンクが好きというのは、パッドで音楽理論を学ぶのに最適な組み合わせだと思います。

そしてこの組み合わせはモテます。

バツ2の叡智、信じてくれてもいいんだぜ…

ハーモニーやインプロの手法を学ぶのにパッドは最適です。

新田さん、ギター単体でも楽しいですけど、パッドで構造がわかるともっともっとギターも楽しくなるはずです。

アドリブも構造が見えた時に「シンプルなんだ」ということがわかっていただけたのではないかと思います。

いやあ、ブルースやファンク好きの方が増えて嬉しいです。

なんというか、アドリブ、難しいものと思われがちで、実際、いい感じに弾けるようになるには時間はかかりますけど、理屈を理解するのは難しくないんですよね。

いろんな手法はもちろんあるんですけど、コードトーンを軸にするのは色んなジャンルをやるときにも役立ちます。

認知負荷を減らすように私はずっと教えてきてるんですけど、こちらの記事なんかも、コードを覚えたら、「え、こんなに単純なの?」と感じると思います。パッドならすぐですよ。音を覚えたらギターに置き換えるのも簡単です。

サブ楽器としてのパッドは、私がパッドを教えるきっかけになったもので、ノウハウは一番あると思うので、レッスンで楽しめる方法を話していきますね。次回のレッスンが楽しみです…