2025/07/10 三井田君レッスン マイナー7thコード 9thのテンションボイシング|うりなみ
モテで押さえたい、基本のテンション
前回の三井田君のレッスンでは「お、分かってるな」と思われるか、あるいは「TPOをいい加減わきまえて欲しい…」と飽きられられるかの二択を迫られる、リスキーな#11thをやりました。
今回は、いくら使っても(たぶん)怒られない、超優等生にして万能選手「マイナー9th」です。斬新じゃないけど、安心感がある。クールな響きでもありますね。
ジャズ、R&B、ファンク、ネオソウル、ポップス…
どこにでも顔を出すこの響きは、皆さんもご存知のことでしょう。
#11はモテるかもしれないけど 、多分#11に反応する人は普通の人ではない気がしますね…
理論的な話を一応しておくと、マイナーセブンスコードに9th(長9度の音)を足しても、コードトーンと短9度でぶつかる音がない。
だからアヴォイドはありません。単純明快ですね。
理屈はこれくらいにして、さっさと実践に移りましょう。
まず2つをマスター
マイナー9thのボイシングは無数にありますが、これから紹介する2つの「型」を覚えておけば、かなり対応出来ると思います。どれも中途半端で使えないより、使いこなせる技をひとつだけでも持っているほうがいい。
キーボーディストにとって弾きやすいフォームでもありますしね。
使用頻度が高いボイシングはさっと弾けて困ることはないです。
あと、さくっと弾けると「わかってる感」を演出出来るかもしれませんね。
「あの人、#11ばっかり弾いて、将来が見えない…」そう思わせたところで、手堅いマイナー7(9)のボイシング。
「この人、冒険心もある一方で、ちゃんと常識も押さえてるのね…でも内声で9thとm3をぶつけるところなんて、ハイセンス…」
これはモテます。モテまくりです…
ギャップ理論ですね。
おいおい、バツがつく人を増やしちゃうかもしれないぜ…
今回、取り上げるフォームを Aフォーム 、 Bフォーム と呼びましょうか。
気付いた方いらっしゃると思うんですけど、メグさんのレッスンでも同じくAフォーム、Bフォームについてやってますね。
Aフォーム 基本にして王道の響き

もちろん、5度は省略しても良い。

余裕があればこちらも。オープンボイシングにする際に、ルートを認識しやすくなります。 短3度上のメジャー7が見えるだろうか。
ルートの上に「m3, 5, m7, 9」 と素直に積んだ、最も基本的な形。
難しく考えず、 「ルートの短3度上にあるメジャーセブンスコード(Cm9ならEbmaj7)を乗っける」と覚えればOKです。
9thが一番高い音になるので、マイナー9th特有の、あのスムーズで美しい響きが素直に出ます。まずはこれを覚えましょう。
基本は大事です…
初回のデートで「 スッポンの煮こごり食べに行こうか? 」とか言う人はいないでしょう?
定番知っていて、その上で、変化球ならモテるかもしれませんけど、ずっと変化球ばっかりだとモテません…
余裕あったら、トップボイスが何度と覚えておくと、コードソロやホーンアレンジする時にも役に立ちます。
Bフォーム:ネオソウルで絶対聴いたことある響き

R73のシェルボイシングに9と5を足してると考えてもいいですね。
こちらは、先ほどの「短3度上のメジャーセブンスコード」を 第2転回形 にした形。 9thが内声に入り、m3とぶつかる感じになるのがポイントです。
ちょっと着崩してるみたいな感じですかね。
このダークでクールな響きは、特に ネオソウル で嫌というほど使われますね。
これをサラッと弾けると、「 大人の魅力…バツが2つあるのは仕方ないわ…でも、全然問題ないわ! 」となるはずですね…
おいおい、罪作りなボイシングだぜ…
少子化問題も解決しちゃうかもしれません。
こども家庭庁は私に補助金出すべきですね。
Erykah Badu,D'Angelo,Maxwellなんかだと、こっちの方が多いかも。
もちろんStevieやRoy Ayersなんかも使いまくりです。
マイナー系のテンションが入ったボイシングをいかに使えるかと言うのは、モードに基づいた今のR&Bやゴスペル、hip-hopをやる時には重要だと思います。
マイナー11なんかは三井田君やメグさんのレッスンではやるかも。
雑な教本だと「こんなの使わないよねえ…」というボイシング乗っていたりしますからね。
実践的な練習法
型を覚えたら、体に叩き込むための練習です。
とにかく4度進行で連結させましょう。
理屈はとりあえずはいいから、まず4度進行(Dm9→Gm9→Cm9など)で、このAフォームとBフォームを滑らかに繋げる練習をしてください。これが一番早い。実践的ですしね。
4度の進行は多いわけですしね。「ああ、あれね」となったらどんどんコピーも楽になります。解像度が上がっていくといえば良いんですかね…
そして、前回の復習をしっかりした方なら、Aフォームの上に弾いてるコードが基本形。Bファームが第2転回形とわかったのではないでしょうか。これ、鍵盤では楽に弾けるからです。
パッドではこの流れが別に楽に弾けるわけではないけれど、動きは視覚的に非常に分かりやすい。楽でも苦しくもない。
パッドだったら他の転回形からつなげるのも楽勝です。もう既にハードコア派の皆さんはやってます。
え、やってない?それはおかしいですね…
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パッドはモテる。とにかくモテる。
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ちょい呑みセットでも1,500円はこの物価高では無理。
なんとお得なんでしょう…
一歩を踏み出す、勇気、応援しますよ。
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変わるなら今です…
さて、鍵盤弾きはAフォーム・Bフォームを12キーで異なる形を暗記しないといけないわけです…
でも我々パッドプレイヤーなら、手形を覚えればさっと弾ける。
物理的な速度では鍵盤に及ばないとしても、手法の切り替えはしやすい。
話題の豊富さでモテを狙う感じですかね…
ルートはベースにぶん投げる
バンドで弾くなら、ルート音はベースに任せて問題ない。
上物楽器を担当する時は、コードの響きを決定づける色彩的な仕事に集中しましょう。
I-IVのバンプでも良いので、 ルートを弾かずにA・Bフォームを弾く「ルートレス・ボイシング」の練習は、是非やってください。
短3度上のメジャー7を弾くだけと侮るなかれ。 ルートを徹底的に意識出来ないとなかなか弾くのは難しいはずです。
アンサンブルではそれぞれの機能がある。定番のアプローチを覚えていることは作曲、コピーの上でも役に立ちます。
始めは難しいはず。ベースを聴きながら、全体のコードを感じる必要があるわけですから。
でもね。出来ると一気に広がりますよ。慌てなくて大丈夫。正しく練習すれば、必ず身に付きます。
まとめ
いかがでしたかね。 マイナー9thは、たくさんのボイシングを覚える必要はありません。最終的には覚えるにしても、まず2つでいいです。
- Aフォーム(基本形)
- Bフォーム(ネオソウル形)
このたった2つの型を、自在に行き来できるようになるだけでいい。
そうすれば楽しく演奏、作曲が出来るはず。どれも中途半端になるより、この2つが弾けるだけでも、ぐっと世界は広がるはずです。
まずはこの2つを、何も考えずに弾けるようになるまで、体に覚えさせてみてください。モテまくりの未来のために…






