20251215 tksさんレッスン ハイブリッドコードとドリアンモードとリディアンボイシングでモテるコード進行を作ろう|うりなみの見出し画像

20251215 tksさんレッスン ハイブリッドコードとドリアンモードとリディアンボイシングでモテるコード進行を作ろう|うりなみ

ハードコア派のみなさん、こんにちは。

tksさんとのレッスンも10回目となりました。

前回、前々回とペンタトニックのポジションや運指といった技術論をガッツリやってきましたが、今回はハーモニーの復習とアルペジオ、そして実際に曲を作ってみるという回になりました。

冒頭で、アルペジオをいろいろやるようなことを言ってたって?

細かいことを気にしたらモテませんよ…

モテそうな方向があったらそこに素早くシフトする。拙速は巧遅に勝る。

モテに敏感でありたい。tksさんの心の声を聞き取りました。

AIで口説き文句を量産したりしていませんか…

私はバツ2、人の心の機微には自信がありますよ…

まあ、実際アルペジオがワークするようにするには、コード進行作ったほうが楽しいですしね。コード進行考えつつ、やってみましょう。

tksさん、地獄プランでコードパターンをたくさん練習されていましたよね。

Discordの練習動画にもたくさんアップしてくださった。9thのパターンもしっかり入って、リズムも安定してきて、テイスティなフレーズが身についてきた。

今回のレッスンで、演奏して覚えたことが実際に曲づくりにつながることを感じたんじゃないでしょうか。

動画

tksさん、今まで積み重ねてきたものが、こうやって曲作りに繋がっていく感覚、楽しんでいただけましたかね。

特に、ボイスリーディングや覚えたボイシングや装飾を活用すると、ゼロから作るより格段にとっつきやすい。

似た形で処理できるわけですからね。

HPSが追求しているパッドのパッドによる考え方はインプロや作曲すると特に有効だと思います。

そして、ご自身で7sus4のボイシングを発見したように、パッドの視覚を活かした作曲方法が見えてきましたね。

1625をブルース化する

まずは1625進行の復習から始めました。

何回やるんやという感じでしょうけれど、初めから調性音楽と違う作り方があるというのは知っておくといい。調性音楽、モーダル、ブルースモードくらいの理解でもいいんじゃないかと思います。

tksさんはブルースとモテを果てしなく追求しているわけですから、当然メジャーセブンスのままでは満足しないですよね?

普通の口説き文句ではパンチが足りない…

「重婚を前提に付き合ってください…」などと考えたりしてませんか。

パンチが効いていればいいってわけではないですからね。パンチ、効きすぎです…

冒険は音楽だけにしてくださいね…

さて、今回特に覚えておきたいところは、5度のところでトライトーンサブスティテューション(裏コード)を使うと、G7の代わりにDb7を使える。

まあ、でもこれも機械的に置き換えるだけではなく、トップや内声の動きも考えてみる。

Dm7(9)-Db7(9,#11)-Cmaj7(9,#11,13)というのがレッスンで取り上げたボイシングでしたね。

Dm7(9)

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モテ度数が高いボイシング。意識的にクラスターを作れるようになるとモテ度数が高いですね。

G7

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このままではシンプルです。シンプルでファンキーに決めるのもありですが、今回はリハモしてみましょう。裏コードやセカンダリードミナントの代理は地獄プランでたくさん弾いて来ていますよね。

Db7

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イパネマの娘なんかでも使われますね。HPSでは「A列車で行こう」のコード進行で登場しました。 G7とDb7のトライトーンは共通してますね。#11はGで次のコード進行の候補である、Cmaj7(9,#11)にスムーズに繋がります。

これだけで「頭が良さそうに」になりますね。

中年は知的粉飾してなんぼですからね…

早速今日から使いまくりましょう…

モテそうな感じになりました…

ベースが半音下降していくのもクールですよね。

偏差値50くらいだったものが、裏コードを入れると一気に知的な響きになる。これはモテますわ…

でも、せっかくなのでコードトーンを意識したアプローチも試してみてください。G7のときにDb7,Db7のときにG7のコードトーンを使ってもいい。

トライトーンは共通しているわけですから、ワークします。

G7の裏コードの関係になるところで、Db7を弾くと、#11,b9,3,b7とテンションを弾くことにもなるんですね。

ちょっとだけスケール

tksさん、少しだけレッスンでやってないところですけれど、説明しておきます。「あ、こんなのあるんだな…」くらいでいいですからね…

Db7のコードトーンはGオルタード・スケールの一部分を弾いてるとも考えられるんですね。

Gオルタード

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Gオルタード・スケール。Abメロディック・マイナーとも言えます。G7のシェイプが見えるだろうか。マイナー・コンバージョンをスケールではなくてコードの組み合わせで考えると、ハーフ・ディミニッシュ+半音上のマイナートライアドです。見方を変えた瞬間にアドリブの手法は一気に増えます。ジャズ・スタディで大量にやります…

Dbリディアンb7スケール(リディアン・ドミナント)って、始まる音が違うだけで、同じなんですけれど、こういうのも代理関係がわかったら覚えやすくなります。

いまは、「ああ、一つのスケールにいろいろ呼び名が付いてるんだな」って覚えればいいです。

tksさんのアドレス帳には、女性の名前が「〜不動産」「株式会社〜」と登録されていたりしそうですけど、本体は一つですよね?そういうことです…

Dbリディアンb7

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Dbリディアンb7スケール。Abメロディック・マイナーとも言えます。Db7が見えますかね。 覚え方は、ドミナント7th+全音上のメジャー・トライアドです。秒で覚えられますね。

コードとスケールは切り離すものではないということを意識したら、今回のように後でつながって来ます。

ハイブリッドコード

今回のレッスンで印象的だったのは、tksさんがいい感じの響きを探して見つけたもの。嬉しかったなあ。

流石バツ2を目指して日夜おしゃれボイシングを追求しているだけあります。わかっていますよ…

これ、ハイブリッド・コードというやつなんですね。

3度を抜いた形。メジャーでもマイナーでもない響き。

E7sus4(9)

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sus4はメジャー・マイナーを決める3度が無いコードです。調性音楽感をなくすために、多用されます…

MEGuさんのレッスンでも詳しくやっています。こちらもご覧いただければ。

押さえたらその音が出た。それでいいんです。

響きで作る。コードネームに囚われない作り方。

パッドじゃないと、こういう発想はなかなか出てこないですよ。

どうしてもコードネームから考えてしまいがちだけれど、でもパッドは視覚的に「このコードがかっこよかったから、ちょっと変えてみようか」という発想ができましたよね?

ボイスリーディングを考えて、出来るだけ共通音や半音の動きを考えるとだけでも随分クールなボイシングが出来ることがわかったんじゃないでしょうか。

「俺のルーツにジャズがあるから、自然に溢れてしまったのさ…君への思いも…」

そんな感じで物憂げに言ったらモテるんじゃないでしょうか…

このハイブリッドコードは、メジャーでもマイナーでもないから、調性感をぼかす効果がある。ちょっとクールで、広がりを感じる響き。

ブラックミュージックの歴史を振り返ると、こういうサウンドは50年代後半から60年代頭の公民権運動の時期にたくさん使われるようになったんですね。

希望を感じさせる響き。ドミナント7thの重苦しい解決感とは違う、爽やかな感じ。

tksさんがナチュラルにこれを弾けたのは、今まで地獄プランやHPSでやってきたことが身体に入っているからですね。

リディアンボイシング

Cメジャー7thにF#(#11)を入れると、リディアンボイシングになります。

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硬質な響き。どこか落ち着かない感じもありますね。

これは結婚式で弾いてはいけないコードナンバーワンじゃないですかね…

解決しない感じ。「彼らは幸せになったのかもしれないし、そうでないかもしれない」という余韻。

私はめちゃめちゃ弾いてましたけど。フフフ…

tksさん的には「その後やっぱ家を出ていくのか、わかりみだな…」みたいな、ブルースマンらしい解釈をされるかもしれませんね。

このリディアンボイシングは、Wayne Shorterの印象が強いんですけど、独特な世界観がありますよね。

ドリアンモードでイントロを作ってみよう

と、まあいろいろやっていたんですけど、最終的にはドリアンモードでイントロを作る形になりました。あとで復習できるように手形を付けておきますね。

EマイナーとA7を繰り返すドリアンモードのvampをイントロにして、そこからコード進行を展開していくことにしましょう。

E7sus4(9)

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ドリアンでマイナーコードじゃないものを弾いて機能するのかと思うかもしれませんが機能します。このあたりはたくさん聞いているとわかってきます… 演奏することを前提に、こちらのポジションにしてあります。

A7(9,13)

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A7(b9,b13)

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tksさんが弾いたハイブリッドコードを活かして、クールな感じで攻めていきました。

ボイスリーディングも意識しましたね。

コードネームは複雑に見えて、実際には隣の音に移動しているだけですよね?

パッドだとそれが視覚的に見えるから、シンプルなコード進行もモテそうなボイシングに変えていけるということですね。「形を変える」ということです。

視覚を使うことがパッドの技術で大きいとずっと話しているのは、おわかりいただけたでしょうか。

「音が見える」のがパッドの面白さでもあります。

セッションビューでの操作

今回、セッションビューでの操作もいくつかやりましたね。tksさん、復習用にお使いください。

シーンのテンポ設定

シーンの番号のところ(1、2、3...と出るところ)を右クリックして「シーンのテンポと拍子」を選択すると、そのシーンごとにBPMを設定できます。地獄プランとかはこれで設定されていますね。

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カウントイン設定

メトロノームのところの黒丸と白丸のラジオボタンを押すと、カウントインを設定できます。「1」か「Bar」を選ぶと、録音ボタンを押してからワンツースリーフォーとカウントが入ってから録音が始まる。タイミングを取りやすくなりますね。

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tksさん、裏から入ったり、シンコペーションの感覚があるので、カウントインを使うと入りやすい場合も多いと思います。

キャプチャと適宜、使い分けてみてください。

弾けるものは作れる

tksさんが今まで積み重ねてきたものが、ちゃんと作曲に繋がっているということ実感できたんじゃないでしょうか。

  • 地獄プランで覚えたコードパターン
  • HPSで学んだボイシング
  • 練習動画で磨いたテイスティなフレーズ
  • ペンタトニックのポジション
  • 運指の基本原則

これらが全部、曲を作るときに繋がってきましたね。作曲、演奏できたら出来ることはたくさんあるんです。

tksさんが「確か、これやったことある」とおっしゃっていましたが、まさにそれですね。

地獄プランでやったことが、こういう応用に繋がる。b9,b13の動きなんか、正にそれですよね。

パッドだからこそ、響きで考えて、視覚的にボイシングを動かしていける。鍵盤だったら始めて短期間でこんなことは出来ない。出来ないはいいすぎですけど、演奏して作ることは非常に困難です。

次回への宿題

次回は年明けですね。

宿題は「コード進行を考えてくる」です。

今回作ったドリアンモードのイントロを活かして、そこからどう展開していくか。

Dm7(9) → Db7(#11) → Cmaj7(9,#11)といったモテ散らかしそうな進行も出てきましたし、選択肢はたくさんあります。

モテそうな方向に導かれるままに作ってください。

コード進行ですよ。行きつけのカフェの店員さんを口説くとか、そういうことではないですからね。大丈夫かなあ…

tksさん、年末年始でゆっくりと考えてみてください。コードも、人生も…

正直、ヒップホップとかだったら、今回作ったドリアンのvampだけでも曲として成り立っちゃいますけどね。

でも、せっかく1625も弾けるようになっているので、いろいろボイシングも試してみてください。

MEGuさんのレッスン記事なんかでとりあげてるボイシングも試すとアイデアが出ると思いますよ。地獄プランのブルース編も。

地獄プランに、レッスンでやっていた、2516のリハモのバリエーションを追加しました。遊んでみてください…

まとめ

tksさん、10回目のレッスン、お疲れ様でした。

今回は、今までやってきたことが色々繋がってきたのを感じたのではないでしょうか。ループはこれで作れるようになった。

演奏しながら作るというパッドならではのワークフローは入ってきた。

ループを繋げれば、もう曲です。メロディ先行で作る方法もありますけど、コードからも作ることも出来るわけです。インプロの手法はいろいろやっているので、メロディは作れますよ。

ベースラインも、コード・トーンを意識して作れているわけですからね。

年明けのレッスンでは、コード進行を考えたもので更に1ループを作りましょう。

今回のアイデアを活かしてもよし、違うものにしても良し。

でもドリアンのイントロはかっこいいものが出来たので、是非、それは使いましょう。これはモテると思います…

最後までご覧になった方はびっくりされたと思いますよ。

Discordの練習動画のところにもぜひ過程を上げてください。

tksさんがブルース進行だけで1曲作るんじゃないかとドキドキしてますけどね。

これだけおしゃれボイシングをやっておいて、「ルーツを裏切ることは出来ないのさ…君も(ただしyouは複数形)」とか言ってないですか。

tksさん、ここは現代日本ですからね…

「ワンチャン行けるのでは…」と考えてみえるかもしれませんけど、ここは現代日本であることを繰り返し強調しておきます…

年明けにまたモテそうな曲作りをしましょう。

進歩著しかったですね。演奏能力が大幅に向上したことは大きかった。

コツコツ練習されてきた結果が出てきた。音楽が生活の一部になってきたのなら本当に嬉しいです。

良いお年を。いつも期待しています。

次回からはセッションビューで構成をまとめて、アレンジメントに持っていって、モテそうな曲にしてみましょう…