Ableton 何がオススメ?(楽器が弾ける人向き)|うりなみの見出し画像

Ableton 何がオススメ?(楽器が弾ける人向き)|うりなみ

ハードコア派の皆さん、おはようございます。

HPSのDiscordでAbletonのエディションは何がおすすめか質問されて回答したものに追加して作った記事です。

演奏ができる人に向けての文章です。

ハードコア・パッドスタイルはパッドで音楽の構造を理解して、弾こうというハードコア派の集いなので、基本演奏出来る人たちなわけですね。

ハードコア・パッドスタイルでは練習用のために音源が用意してあるのですが、パッドと親和性が高いのがAbletonですので、Abletonのプロジェクトファイルで作ってあります。

他のDAWでも使えるようにMIDIやオーディオも用意してあります。

Ableton、以前よりMIDI周りは改善されましたが、他のDAWに比べるとかなり弱いんです…

演奏ができる、特に鍵盤やパッドが弾ける人はMIDI入力の手間がかからないので、MIDI周りの編集機能がそれほど必要ないとも言える。

まあ、われわれハードコア派はパッドで弾き倒すことが基本になるわけですから、それほどMIDIに関しては問題にならない。12で強化されましたしね。

AbletonwをメインDAWとして使うか、サブで使うでかなり選択も変わるように思います。

Ableton、何がおすすめ

特にこだわりがないのならStandardでよいのでは?

Ableton Liveの購入を検討されているのであれば、Standard版がよいかと思います。

実際にAbletonがご自身の制作スタイルに合うかどうかは、使ってみないと分からない部分も多いので…

suiteは高機能ですが、お値段それなりにします。他のDAWを使いこなしていらっしゃる方は既にプラグインもお持ちでしょうし。

SuiteとStandardの大きな違いはエフェクター、音源の数、Pack、M4Lです。

私のようにオールド・スクール嗜好の人は、Abletonの純正音源は全く必要ないということになるかもしれません。

PackはMaschineなどのExpansionsと同じようなものです。テーマに分かれて、音源、サンプルなどがあります。

公平を期すために書いておくと、Abletonの音源やエフェクターは高品質です。今の音楽を作るのならいい。

ただ、オールド・スクールなソウルやファンク、R&Bなどをされる方は、不満が残ると思います。単に好みというだけなんですよ。

私はAbletonのエフェクトは原則使いません。

UtilityとAutofilterくらいです。

これは私の好みが違うということです。作れなくはないですよ。

特に生ドラム系はふざけているのかというくらいありません。逆にリズムマシン系統はふざけてるのかというくらいあります…

Ableton、なんでもできるDAWとは全く違います。これは、他のDAWと違いますね。

それなら、お手持ちのプラグインを活用されたり、DAWをお持ちではないのなら、エフェクトはMixboxなどのAbletonでは弱いアナログモデリング系統を揃えたり、音源は個別で買ったほうが安いです。

およそ32,000円の差がStandardとSuiteがあるのですが、それなら、音源やエフェクトを揃えたほうが満足いくのではないかと思います。

IntroよりStandardの方がよい理由

Intro版では、機能的に物足りなくなる可能性が高いです。

そして、IntroではAbleton12の目玉である、MIDIツール群が使えないです。人によっては全く不要なものではあるとは思います…。

あと、トラック数が足りない。オーディオとMIDIで16トラックはさすがに厳しいです。

画像

Introはがっつり使う方には勧められませんけれど、唯一勧められるとしたら、ハードコア派の皆さんでメインDAWはAbletonにはしないと決めている方。

プロジェクトファイルさえ再生出来ればいいという方には安価でいいですね。

HPS本編では当初、Abletonの純正の音源でやっていましたけれど、ブルース・ソウル・ファンク・ジャズをやるのに厳しいので、外部音源中心で最近は作っています。

それなら、VSTプラグインも使えるIntroで十分です。

Abletonは大きく他のDAWと異なる

他にDAWを持っていて、AbletonをメインDAWにするのはちょっと習得コストが掛かります。

Abletonは他のDAW(Logic Pro, Cubase, Studio Oneなど)とは操作体系が大きく異なるため、その独特なワークフローがご自身に合うかどうかですかねえ…

ハードコア派の皆さんでも、他のDAWを使われていた方は苦戦されてますね。

マニュアルやYouTubeを見ただけで使えるようになるかというと、しんどいんじゃないかと。

だから、レッスンするようになったという経緯もあります。

Suiteの全機能を使える30日間の無料体験版があるので、試してから、どのエディションにするか判断されたらよいと思います。

本格的に他のDAWから移行する場合、最初からSuiteを選んだ方が、結果的に習得コストは低くなるかもしれません。

M4Lというもので機能拡張できるんですけど、それはsuiteだけなんですね。

Abletonは他のDAWで当たり前にできることができなかったりします。

そういう場合、M4Lでいろいろできることが増やせるんですね。

有料のものですけど。金で殴るのが蛮族DAWの流儀です…

ようやく11でコンピング、12でMIDIノートの分割が可能になりました。12.2のアップデートの目玉が驚くなかれ、Bounce in Placeです。

主要DAWには20年前に実装されていた機能です。

かなり古くさいところは古くさいです。イメージと真逆だと思うんですけれど。

Auxが12とか、アウトボードでシステムを組んでいる人ならふざけてるのかということにもなるかもしれない。

まあ、これもRackを使ったり運用次第でいろいろやればいいんですけど、他のDAWで出来ることをそのままやろうとする難しいところがあるのはやっぱり否定はできない。

できないことは本当にできません。でも、楽しいんですよ…

Abletonは、演奏しながら素早くループを作成するような即興的な制作に非常に強いんですけど、他のDAWと比べてかなり使い心地が違うんですね。

あと、 ショートカットキーを暗記しないと使い物になりません

Abletonはツールバーを画面に表示しないという設計思想なので。ショートカットキーを覚えてくると一気に楽しくなります。

そういう意味では、たくさんショートカットキーがアサイン出来るトラックボールやマウスを持っていると捗るはずです。

また、ショートカットキーの変更はできません。

キーマッピング、MIDIマッピングはありますが、全ての機能にアサインできるわけではないので、手が悪い人には本当に厳しいDAWです。
フリーズとかね。そういう意味でも、左手デバイスや、マウス、トラックボールはあるといい。

Karabiner-ElementsやBetter Touch Toolsなどを使うのも格段に楽になるはずです。

私はいろいろツールや運用方法で工夫しています。

でも、楽しいですよ。この一点でAbeltonは素晴らしいです。

ここまで書くと、「あんた、なんでAbleton使ってるのや…」となりそうですけど、欠点を補う利点があるからです。

Abletonはできないことは全くできない一方でできることは他のDAWより圧倒的に早かったりしますからね。

Ableton的なセッションビューは他のDAWには導入されたのも増えましたけど、そこは本家。自由度は圧倒的に違います。

セッションビューでラフに作ってから、アレンジメントビューに持っていき、さらに、セッションビューで作成する。こういうのはAbletonでしかできません。

思考を止めずに流れるように使える。

慣れてくるとね、もう、DAWを使っている意識はないですね。どのDAWでもそうではあるんですけど、Abletonの思考に慣れると引っかかることなく作れます。こればっかりは、慣れしかない。

そしてね、視覚的にうるさくない。

また、PUSHが使えることは大きいですね。PUSHはパッドとしてしかほとんど使ってないんですけれども。

全機能は使ってないけれど、使う機能だけでも入力デバイスとしてはかなり有能だと思います。

Captureしてセッションビューでループを作って、止まらずに曲の形に持っていける。ジャムっぽい作り方ができます。

止まらず流れるように作れるのは、Abletonの魅力ですかねえ。

諸手を挙げて、最高とはいえません。でも楽しいですよ!そのことに関しては本当に優れてると自信を持って言えます。