ミクソリディアンのダブルストップをマスターしてテイスティに決めよう|うりなみの見出し画像

ミクソリディアンのダブルストップをマスターしてテイスティに決めよう|うりなみ

パッド沼へようこそ…

今日は6度のダブルストップの話をしましょうかね。テイスティに決めたいときに是非覚えていただきたい手法です。

ダブルストップって、コードほど重くないんですよね。

メロディとコードの中間 みたいな存在といえましょう。

単音だとちょっと寂しい。でもコードだと重すぎる。そんな時にダブルストップ。2音だけで「わかってる感」が出せます。速度は出せないんですけど。

3度や4度のダブルストップは比較的ポジションが把握しやすいんです。

でも6度はギターなどではちょっと難しい。パッドでもちょっと慣れは必要ですかね。

3度より明確なコード感はないんですけど、『らしい』感じになります。

でもこれ、ブルース・ソウル・ファンクのイディオムとなっているので覚えると格段にコピーも楽になります。特にギターに名手が多い。

Cornell Dupree、Steve Cropper、Hubert Sumlin...彼らの演奏を聴くと、6度が多用されます。

実際弾いていただくと、あの「スウィートだけど土臭い」サウンドの特徴は、6度のダブルストップにあるのも感じられるんではないでしょうか。

b5やb6。これらはミクソリディアン外だけど、ブルージーさの象徴として使われる。ここを押さえないと「らしく」ならないんです。

単調になりがちなフレーズを少しダブルストップを加えることでテイスティにしてくれます。メロディをハモるのにも当然使えますよ。

ミクソリディアンスケールとは

画像

6度ではモルと言うのは、基準となる音からスケールの6つ上を弾くこと。だから、長短6度がある。

R,2,3,4,5,6,b7からなるスケール。ドミナント7th一発もので使われたり、ブルースやファンクなどでも使われます。

ただ、ブルースなどはミクソリディアン+ドリアンのような形になってることが多いのも知っておくといいですね。ブルースがそもそも調性音楽とは違うシステムなので。

ミクソリディアンの覚え方は、ドミナント7th+全音上のマイナートライアド。

こうすれば覚えるのもぐっと簡単になりますし、同じドミナント7th系スケールのフリジアン・ドミナントなんかも覚えるのは楽勝です。

フリジアン・ドミナントはドミナント7th+半音上のメジャートライアド。我々ハードコア派はスケールは必ずコードに結びつけて考えましょう…

こうすることで、基本的な4和音にトライアドでシンプルにカラーを変えていく言うことも余裕でできるようになってきます。

このあたりはいずれ、ドミナント系スケールは特集するのでお待ち下さいね。

Cミクソリディアンを6度でハーモナイズする

では、具体的に見ていきましょう。全てCミクソディアンで考えます。

3+R(3度とルートの組み合わせ)

画像

別ポジションです。

画像

実録証言 : 3+Rのダブルストップを練習してたら、合コンで『その指の動き...繊細で素敵...』って言われました。『これ、ルートと3度なんです』って説明したら、『3度に挟まれるの...?挟まれるの好きなの...?エッチ...』って。『いや、好きですけど...』『私も挟まれるの好き...』って。翌週デートに行きました」(山形・芋煮会鍋奉行認定員、29歳)

4+2

画像

b5+m3(スケール外だけど超重要)

ミクソリディアンに含まれていないけど、 めちゃくちゃよく使われる

ブルージーさの表現には欠かせない。ソウルでも頻出します。

画像

b5はミクソリディアン外だけど、 ブルージーさの象徴 として使われる。クロマチックアプローチして使うことが多い。ソウル・ファンクではマスターしなければならない響きですね。

だから、姿形は違えど、私たちの耳にはちゃんと「ブルースの仲間」として聞こえる。

実録証言 : 「ミクソリディアンのダブルストップを覚えてから、何を弾いてもブルージーになるんです。会社の飲み会でこれ弾いたら、部長が『お前...色々苦労してきたんだな...皆まで言うな…そういう奴が組織には必要だ』って。実家暮らしなんですけど…翌月、なぜか管理職に昇進しました。ダブルストップ、威力がヤバいです…」(長崎・カステラ焼き色管理士、35歳)

5+3

画像

6+4

画像

b6+4

ミクソリディアン外だけど、クロマチック・アプローチする時に使うこともありますね。

3度から5度、5度から3度などはブルースの定番リックです。

クロマチックアプローチで弾いてみるとそのカラーがわかるかもしれません。地味なんですけど、あるのとないのとでは印象はかなり変わりますね。

b6はハーモニックマイナーやナチュラルマイナーなどにもあるダークな音なんですけど、フレーズに差し込むと陰影が付きますね。

画像

実録証言: 「b6+4を覚えたら、急にフレーズが『大人っぽく』なって。妻が『あなた、最近色気出てきたわね...何かあった?』って。『ダブルストップが上手になったんだ…』って答えたら、『ダブルでじっくりもいいわね...』って...夫婦仲が劇的に改善しました...」(富山・ホタルイカ漁獲量記録員、38歳)

6+b5

b5はミクソリディアン外だけど、ブルージーにしたいときにも使われますね。

画像

b7+5

画像

ドミナント7thのカラーが強調される。これでフレーズを締めたりするのも結構あります。

R+6

画像

2+b7

画像

m3+M7

ミクソリディアン外だけど、b7やRへのアプローチとして使われることも多いです。

画像

半音で滑らかにアプローチするとモテ散らかすかな…

【危険】流出した某ジャズバーママの本音

流出した某ジャズバーママの本音 : 「6度のダブルストップ使いこなしてる人って...なんか『わかってる』感じがするのよね。3度や4度は誰でも弾くじゃない?でも6度を自然に入れてくる人って...『この人、本物ね』って思っちゃう。先日も、若い子がパッドで6度のダブルストップ弾いてきたの。思わず『うちの店、レギュラーでどう?...いえ、週1じゃ足りないわ。毎晩来て...』って言っちゃった。音楽の話よ?フフフ…旦那には内緒よ….」

参考にすべきプレイヤー

6度のダブルストップの名手といえば、 Cornell DupreeSteve Cropper ですかねえ。

まあ、ソウルの人でダブルストップを使わないギタリストはいないでしょうけど。鍵盤でも使うんですけど、ギターよりは使わないですね。

ギターは構造上完全なハーモニーを求められないので、使用頻度は高めです。

ブルース・ギターだと使用例は限られるけど、 Hubert Sumlin などがやっているこれも参考になるんじゃないでしょうか。

ソウル・ファンクでは4度、6度のダブルストップが多い印象。King Curtisのライブは70年代屈指のライブアルバム。メンバーもめちゃくちゃ豪華ですね。

参考書籍

Dupree先生の書籍もあります。

譜面はあるけど、まあ、おまけみたいなものです。

白眉はたくさんの同業者に対する評価かな。それと歴史。

Dupree先生は譜面に書けないようなニュアンスだらけですからね。6度のダブルストップはたくさん説明してあります。