2025/04/15 MEGuさんレッスン パッシング・ディミニッシュ応用とトニック・ディミニッシュ|うりなみ
2025/04/15 MEGuさんレッスン パッシング・ディミニッシュ応用とトニック・ディミニッシュ
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前回に引き続きディミニッシュの復習と、第6回ハードコア・パッドスタイルで扱えなかったディミニッシュを深堀りするレッスンとなりました。
まずは復習からです。
- パッシングディミニッシュの応用: 前回学んだパッシングディミニッシュの復習と応用として、1度から2度マイナーや4度へスムーズに繋ぐ動き(例:C → C#dim → Dm7、C → Ebdim → F)を確認し、指の動きやポジション移動の難しさについて解説しています。
ハードコアパッドスタイル第6回では取り扱わなかった運指パターンもやっています。キーによっては右側にスペースがない時もあります。そういう時に使えます。
余裕があったら覚えておくといいですね。
パッシング・ディミニッシュを含んだフレーズはリズム的に難しいものも多いので、即興で使えるレベルにするには徹底して反復する必要があります。
チャーリー・クリスチャンの奏法分析 (C → C#dim → G7): ジャズギタリスト、チャーリー・クリスチャンの「Solo Flight」で使われる C6 → C#dim → G7 という進行を分析しました。
これは通常のパッシング(Dm7へ行く)とは異なり、G7へ解決するやつですね。
理由としては、C#dimとG7の構成音が半音や共通音で近くスムーズな「ボイスリーディング」であること、またC#dimが実質A7(b9)(Dマイナーへのセカンダリードミナント)と解釈でき、ジャズではDマイナーを省略して直接G7へ進むことが多いためです。
まあ、曲覚えてしまったらああ、こういうのあるんだなと位ですみますので、理屈は覚えなくていいです。(断言)
省略や拡大解釈はブラック・ミュージックではめちゃくちゃ多い。こういうのはコピーしていたらわかるんですけど、まあ、理屈はどうでもいいです(暴論)。
認識して弾ければ。我々ハードコア派は弾けることを重視ですからね。
これは前回のレッスン記事に追加で説明したのですが、動画の方がわかりやすいですね。
「C#dim7-G7という進行は意味がわからなくて絶望…」と思われた方もレッスンご覧頂いて、手形見たら何も難しくないことがわかるはずです。譜面だとここまでわかりやすく出来ないんですよねえ…
キーCでA7(b9) G7という動きもセカンダリー・ドミナントの動きから考えたら、Dm7あるやろと思ったら、スルッとG7に行く。
実はこういう拡大解釈はコード進行だけではないんです。アドリブに適用出来ます。
ファンキーすぎますね…
アドリブの時にDm7-G7のようなツー・ファイブが来るなら、ここはマイナー一発とみなすとかね。
パーカーもWesもGrant Green大先生もやるテクニックです。ジャズ編まで書けたらやりたいですね。
- トニックディミニッシュの導入: コードが続く際に装飾的に使う「トニックディミニッシュ」を紹介。例えばCメジャーセブンスが続く時に、間にCディミニッシュセブンスを挟む(Cmaj7 → Cdim7 → Cmaj7)ことで、美しくノスタルジックな響きを加える手法です。
ソロピアノなんかに有効です。
Bill Evansがよく使う印象がありますね。エンディング前で引き伸ばすときなんかにも有効です。
Bill Evansというとペダルの使用とこれというイメージがありますね。
ギタリストはそう言えばそんなにやらない気が…
ブルース/ゴスペルでのディミニッシュ活用: ブルースやゴスペル特有のディミニッシュの使い方を解説しました。
特に1度セブンス(C7)が続く場面で、間にCディミニッシュを挟む(例:C7 → Cdim7 → C7 → F7)動きは、ブルージーな常套句としてピアニストなどがよく使う装飾的な手法です。
ターンアラウンド(5度へ向かう進行)でも応用できます。これはまたLick of the Dayでやりましょうかねえ。
これはブルースピアノではバッキングの際に用いられたりもします。覚えておくとなかなかブルージーさを醸し出せますよ。
パッドでやってみるとこういう感じですね。
ギターでもあれですね。古いスタイルはやらないことはないです。
新しいというか電化されたものだと少ないんじゃないですかね…
あるかもしれないですけど、ちょっとすぐに思いつかないですね。
Robert Johnsonなんかはモノフォニックベース弾きながら、上部三声を動かしたりというのはやったりするんですけど、戦後のギターのイディオムとして移着しなかったように思います。
I #Idim7 V7のような繋げ方はゴスペルやニューオリンズの人たちはやるように思いますけど、あまりストレートなブルースでは使われてないかな。
小粋なんですけどね…
ということで、あんまりギターではやらないんですけど、やっている例を上げておきます。ブレイクで歌になっているところがわかりやすいですかね。
Rober Johnsonはクラシック・ロックがお好きな方なら、ローリング・ストーンズやエリック・クラプトンがカバーしているのでご存知かもしれません。
CrossroadとかLove In Vainとか、ご存知では。
「原曲と全然違うやん…」と驚かれた方も多いのでは。
これはスタンダード・チューニングで弾いてますが、オープンG系統もD系統も使う。
ピッチもジャストではないので、「ええっ…」となるかもしれませんが、弾き語りのブルースはそういうものです。
体調に合わせてチューニング低くしたりとか普通にやりますからね…
Robert Johnsonはギター的には物凄く異端というか改革者なんですけど、大きな特徴は非常にピアニスティックなプレイをするところですね。
ブルースピアノのリフをギターに移し替えたものなんかもう100年近くロックやブルースギターで受け継がれているんだから凄いもんです。
戦前最高峰のテクニシャンの一人。
もうちょっと生きていてエレクトリック・ギターを持っていたら、シカゴ・ブルースの形は変わったかもしれない。そうなるとロックの歴史も変わっていたかもしれない。
コードワークも面白いことに、シカゴ・ブルースよりずっと複雑なコード進行を扱ったり、3度ベース(第一転回)を使ったり、ギターというよりピアノから着想を得ていたのかなと思うところは結構ありますね。
ベースとメロディの分離なんかコピーは大変でしたね。どうでもいいですね…
同じくJohnsonつながりで超テクのLonnie Johnsonもあげておきましょうか。
この人はシングルノートのプレイという意味では、先に上げたCharlie Chrisitanと同じくらいの達人です。淀みがない。めちゃ頭の回転も指も早いタイプですね。
歌もいいんですよ…
ブルースもいろいろあるんですよ。甘く、苦い感じでしょうか。ジャンプ・ブルースにつながる流れも見えますね。
面白いですねえ。知れば知るほど変わっているところ、変わらないところが見えます。
全体としてはモダンブルースのようにギターが前面に出るタイプのものではないんだけど、明るさの中に立ち上がってくるブルージーさはたまらないものがあります。
Robert Johnsonと違ってこの人は戦後まで生き延びて、エレクトリック・ギターも弾くようになります。
興味がある方は是非。スインギーで小粋です。
ブルース、面白いのは戦前のほうが遥かにリズムも複雑でコードも複雑だったりするんですよ。
構造的にシンプルにはなったけど、音色やアンサンブルに力を入れるようになる。そういう観点で聞いても楽しめると思いますよ。
パッドでもちろん出来るものばかりではないんですけれど、同じプレイヤーとして学べるところはたくさんありますね!

