Lick of The Day|うりなみ
新企画です。すでに実験としてメンバーシップでは公開しているのですが、正式にシリーズ化することにしました。月に4回の公開を目処にしています。
Lick of The DayはLickと命名されていますが、コード進行なども扱います。ジャンルの歴史や背景などを学びつつ、パッドの知識も身に付けていこうというコーナーです。
動画では特徴的なフレーズ、コード進行をとりあげます。記事で、補足する形ですね。
学習効果を考え、Ableton12suiteでそのまま使えるプロジェクトファイルと他DAWなどでも使えるようにMIDIファイルが付属しています。
メンバーシップ開催記念ということで、公開します。月に一つくらいは無料の公開をやっていけたらと思っています。
創作、活用などにご自由にお使い下さい。
動画
解説
今回はブレイクが入ったブルースのリズムです。3連をしっかり感じたうえでどの位置が気持ちいいかを探ってプレイできるといいですね。
簡単そうに聞こえると思うのですが、いい感じにするのはなかなか難しいです…
様々なBPMでもこのような装飾音をいれたプレイが出来るようにするとぐっとパッドは楽しくなります。
ブレイクした時でもフィールを失わないように。ほんの少しでもフィールを失うと感じが出なくなってしまいます。
演奏の際には他の楽器がいない分、ブレイクは見せ場であると同時に緊張する場面ですね。
なかなか家で一人で弾いていてもリズムは鍛えにくいと思うので、プロジェクトファイルをぜひご活用下さい…
ドミナント7(9)は頻出するボイシングなので正確に覚えたいですね。もちろんファンクなどもよく使われるコードでもあります。
引っ掛けなどが難しいのはイメージを持てないこともあるんじゃないでしょうか。リスニングは本当に大事。
MIDIファイル眺めると、へー、こういうタイミングで弾いているんだとわかるかもしれません。
Abletonをご使用なら再生するとパッドも点灯しますしのでそれも参考になるんではないでしょうか。
Discordの雑談などでも話しましたが、この装飾音の使い方は、ピッチベンドなどが出来ないピアノやオルガンなどで非常に重要な技法になります。
もちろん、生楽器にルーツを持たない我々ハードコア派でも重要です。楽しんで覚えていきましょう。
歴史など
今日は今回のリックと直接的な関わりがあるわけではないのですが、ブルース的な手法を取り上げていますので、プレイヤーの紹介を。
ジャズとブルースではレパートリーを同じにすることは少ないのですが、その中でも数少ない曲を紹介しましょう。
Please Send Me Someone To LoveはRay Charlesのお抱え作曲家だったPercy Mayfieldの曲です。
I−I7-Ⅳという流れはゴスペルなどでもよくある流れでもあります。セカンダリードミナントのⅠ7に行く流れは、ジャズ、ゴスペル、ジャンプ・ブルースなどでも多くある進行ですね。小唄系というか…
Ⅲコードのブルースからは離れていますが、ブルージーかつ美しい曲です。
#Ⅳdim7で弾く人もいればマイナ−7やマイナー6で弾く人もいます。
Red Garlandはマイルス・バンドのイメージが強いかもしれませんが、素晴らしいブルース・フィーリングの持ち主です。強力な左手も魅力的ですね。ジャズの中では相当にブルージーなピアニストです。
歌わせ方などはブルースで学べることは多い。われわれハードコア派も学んでいきたいところです。
こういうスタンダードをいろいろ学ぶと得られることが多いですよ…
ミュージシャンによってスタンダードでも微妙にコードのあて方が違ったりします。
沢山の人のスタンダードを聞く楽しみというのは、料理人が違えば同じメニューでも違う見せ場があるのと似ていますかね。
フェイクブックなどは確かに便利ですが、同じコードを弾いてばかりということにもなりかねない。
基本的なコード進行を覚えたり、フレーズを覚えたら是非、色々実験してみてください。知っているフレーズを当てはめられるか。リズムを変えられないか。それも即興の始まりです。
そうやっていく間にパッドプレイヤーとしての個性が生まれるはずです。
たくさんのバージョンを聞くと、学べることは多い。そして伴奏も即興しているのがよくわかりますね。ソロだけが即興じゃない。
しかし、このハーモナイズを聞くとRed Garlandって思いますね!
言語化すると右手でオクターブ+5度で弾いて左手はコードということになりますかね。コンセプトはシンプルなんですが、実に美しい。
他のピアニストと違って、ブロックコード(Red Garlandがやっているのは定義上ブロックコードと呼ばないかもしれませんが、そう言ったらピアニストには伝わると覆います。)奏法でも、Red Garlandは左手のボイシングはトップノートを動かしていても変えない。
だからなかなかスリリングなハーモニーになったりもしますね。ぶつかってるところも結構あったりするんですけど、それがリッチなハーモニーに繋がっています。
イメージ的にはオクターブ奏法を右手でしながらコードも同時に弾くようなイメージですかね。
一発でこの人とわかるスタイルです。パッドではもちろん音域上の問題があるのでそのまま弾くことはLinnstrument以外現実的には不可能だと思います。
キーによっては弾けるのもありますね。パッドでは無理かなと思ったんですけどさっき試したら出来ました。Discordでは載せてありますので、スーパーハードコア派の皆さんはご覧になって下さい。
オーバダブ前提なら、なかなかリッチなボイシングを楽しめます。我々がパッドでやるなら、ガイドトーンボイシング+右手でオクターヴ+5度が現実的でしょうか。
オクターブ+5度はギターだとGeorge Bensonがやる技法でもあります。
楽器は違うけれど、共通する技法はあります。
あらゆる楽器と対等に渡り合うために我々ハードコア派はオープンマインドで学んでいきたいですね…
原曲はこちら。Percy Mayfieldは渋いシンガーでもあります。ブルージーさとメロディアスさが共存している特徴的な曲を書きます。どこかでまた取り上げたいですね。
Garagebandなどではベースの長さがおかしくなったりすることがあるようです。その場合は、空白をいれて2小節にして下さい。
お知らせ
サブスク始めました。サブスクにしかないコンテンツがどんどん増えています。ハードコア派の中のハードコア派、スーパーハードコア派が集まる虎の穴的なものを目指しています。
ハードコア・パッドスタイルでやる前に先行公開するコンテンツもありますので、興味がある方はぜひ。
今までのハードコアパッドスタイルの全記事に加えて、Lick of The Day、メグさんや三井田くんの実際の練習内容が見られ、Discordで質問が可能です。スーパーハードコア派のみなさんで語らいましょう…
Lick of The Dayはバラ売りも考えています。生楽器のレッスンやめたからね。ピンチなんや…まあ、いつものことですね。失礼しました。
今までの記事を読んでも1ヶ月1,500円のメンバーシップのほうがお得です。今後も増えますし。
ラーメンで全部トッピング乗せたくらいで1ヶ月楽しめます…
よろしければ。
もし「ちょっと応援してみようかな……」と思っていただけたら、OFUSEからご支援いただけるととても励みになります。
いただいた応援は、サーバー代や制作に必要な資料代などに使わせていただいています。
いつも大変助かっています……本当にありがとうございます。
▶ OFUSEはこちら → https://ofuse.me/dbd7d02a


