オールドスクールなファンクベースをパッドで弾くには 音色編|うりなみ
ハードコア派のみなさん、おはようございます。
ブログではハードコア過ぎて読まれなかったこの記事も、パッドであらやる楽器を弾き倒したいわれわれにとって役に立つはず…
え、まだやるのって?やりますよ。フフフ…70年代後半編とか80年代前半編とか細分化するかも。今回は70年代初頭くらいまでを考えています。
ハードコア・冬期講習でやってもいいですね…
Ezbassは楽しいベース音源は、Trilian、MODO BASS、Scarbeeなどそれなりに持っているんですが、Ezbassを導入したらmurinaikurashi.com
MODO BASS2はソウルやファンクやるのに楽しいMODO BASS2が出てしばらく経ちました。Ezbass、Trilianと並んでベース音源の中で人気があるものだと思いまmurinaikurashi.com
目的
オールド・スクールなファンクやソウルのベースを使うにしても、基本的な知識がないと音色づくりでも戸惑うはずですので、資料、設定などをまとめました。
あとは、ファンクをやりたいけれど、ベースが弾けない人の為の資料になればいい。
ソフト
ハードコア・パッドスタイルではMODOBASS2を使っています。
CSであれば、無料。オールドスクールなソウル、R&Bをやるのに不可欠と言って良いフラットワウンド弦が使えるためです。
またミュート、死んだ弦のシミュレートなどが出来る。サンプル音源のほうが音としては存在感があるが、奏法の再現度は圧倒的に高いからです。
ドラムサウンドほどではないけれど、ベースのサウンドの変遷も大きいです。
オールド・スクールな音色にするための設定
James Jamerson的なサウンドを基本として設定します。様々な音色が作れるが、まずは基本。プレベが最も、ソウル、ファンクでは人気があるベース。

本来ならば、人差し指奏法にするほうがよりJamersonらしくなる。Chuck Raineyなども人差し指のプレイヤー。親指で弾くプレイヤーも多いが、残念ながらそこまでシミュレートしている音源はない。 Open Stringはオン。オールド・スクールなベースの場合はウッドから転向したプレイヤーも多く、開放弦を多用するため。タッチノイズ、スライドノイズは高くしてあるのは、埋もれがちなためにあげてある。

トーンは任意。もっともこもこにしたいなら削ってもいいと思う。

付属であるAMPを使いたい場合はTubeを。B-15のモデリングなのでそのまま使っても良い。よりJamersonのようにしたいのであれば、レコーディングは卓直結だったと言われているので、Ampをオフにしてもいいだろう。基本的に棹物はラインメインで考えたほうがいいのは今のレコーディングと変わらない。
Harmonics,VCA Compressor,Focusing Equalizer,TAPEを使用した。70年前後のサウンドをシミュレートしている。
VCA VompressorはDBX160のモデリングなので、60年代後半から70年代前半にはないものだが、らしいサウンドになるので使用した。LA-2Aなどでも良いと思う。
大事なのはサウンドだから、結果的に目的に近づけるならなんでもいい。VCA Compressorは無償配布していたこともあるし、ギターやドラムなどにもよく使われていたので採用した。
あと、単純に好みだからです。
これが無料だったのは意味がわからないですね…
160、1176、LA-2Aとオールド・スクールなものやる人なら全部あっても困らない。
LA-2Aでやってもコンプの種類は違うけれど、オールドスクールな感じにはなると思う。テープコンプとサチュレーションがサウンドに占める要素が多いということなのかもしれない。
モータウンは他のインディ・レーベルと違って資金は潤沢にあった。そのため高額なFairchildなどもスタジオ機材としてあった。そちらを使ってもらしくなるかもしれない。
個人的にはAnalog ObsessionのYALAはAltec 436Cのエミュレートで素晴らしい質感だと思う。
細かい設定は出来ないが。160より重心が落ちるが、パンチもある。低音はファットな質感がある。アタック、レシオ固定だが、ドラムやベースに使ってもいい。
コンプサウンドはファンクやソウルの特徴でもあります。
コンプはどんなものを使ってもいいだろうけれど、往時の質感にしたい場合は、 TAPEとフラット弦、ミュートが鍵に なる。動画では音声ありで説明しているのでよく分かるのでは。

伝説のモータウン・ベース ジェームス・ジェマーソン P83より引用 Fairchild,Pulteq EQという記述がも見える。数台ということはMEQ5とEQP-1Aだろうか。Pultec EQP-1Aにはいわゆるパルテックテクニックもあるので、そちらを試しても楽しいかもしれない。自分で試した結果としては、良好だったが、他のEQ立ち上げるのは手間だなという判断。
8トラックを最も早く導入したレーベルであるモータウンは、ベースの重要性を理解していたレーベルである。
1トラックはJamersonに当てられたと言われており、VUが点灯するようなレベルでJamersonは録音していたとの記述がある。
サチュレーションは超重要。抜けはEQよりサチュレーションで作っているのではないかというのが今のところの結論。
Jamersonのベースだけ抜き出したものなどを聞くと、かなり歪んでいる。単体で聞くとMarshall Jonesなどもそう。アンサンブルだとわかりにくいのだが。Motownの場合は、ラインだが、他はベースアンプを使っていたところは多い。
このあたりは求めるサウンドに応じて調整するべきところ。
一般的なセオリーのように、棹物はラインが骨格で、アンプは色付けでパラレルでやったほうが簡単に行く場合も多い。
テープコンプは、オールドスクールなファンク・ソウルでは大きな要素。
モータウンの場合、基本的にシンガーと同録は行われなかった。また、サザン・ソウルなどでは正式にリリースされるとなってからホーンなどをオーバダブされたという記述もみられた。
テープコンプはリズムセクションに関しては2重に掛けてもいい。上があまり出ないサウンドはテープレコーディングの影響も大きかったはず。DAWでシミュレートする場合は、ベースとマスターで掛けてもいいだろう。
2000年代のレコーディングで、リズムセクションのみテープでレコーディングされたりすることを考えるとなかなか面白い。
モータウンはAMPEXで、アメリカのソウル・ファンクではAMPEXの使用が多かったはず。スタックスでも同様。
我ハードコア派の皆さんに勧められるのはSoftubeのTAPEですかね。というのはベースにインサートしたとしても、レイテンシーが実用レベルだからです。
現在のDTM情報は、我々のように全て弾き倒したい人に必要な情報がないんですよね…

意味不明の数字ですね。Softubeは掛け録りできるレベルです。

別の会社のテープ系プラグイン。

レコーディング・スタジオの伝説 20世紀の名曲が生まれた場所 P177より引用
クロストークの影響も大きかったので、そこも設定してある。THDは1~3dB程度を狙っている。
HarmonicsはTUBEを選択。Altecの卓を使っていたので、SoundtoysのRadiatorのほうが近くなると思っていた。
が、SoftubeのHarmonicsのほうがらしくなった。正直この辺りは好みで、どっちでも同じような効果は得られると思います。
サチュレーションが乗るところがオールド・スクールなサウンドへの寄与度としては大きいかもしれない。
Focusing EQでサチュレーションを掛けるだけでも、かなりらしくはなる。Harmonicsのほうが、低音の質感は近い感じに感じられた。
EQに関してはFocusing EQはトーンコントローラー的に使えたので使用。
こっちでRadiatorを使っても良さそうである。ベース以外の楽器が多くあり基音などが多い100〜300hzを簡単にEQ出来るため。
資料にあるようにPulteq EQを使うのも手だろうと思う。EQP−1Aタイプで60hz、100hz(表示は違うが同じこと)でいわゆるPulteqテクニックを使ってもいい感じにはなった。自分の好みがFoucusing EQだったということだ。
EQP-1Aだと100hz以上の処理が3kまで出来ないというのもある。
現代的なミックスなら、躊躇なくカットするような帯域も、古いサウンドの場合は必要になることもある。60年代の音源だと混ざっているからこそ出る質感もあるからだ。
というか、明瞭なサウンドを作るのは。アレンジレベルで処理するのが一番簡単です…
ダッキングなんてしなくても、上手いプレイヤーなら時間軸で当たり前に処理してるので。
明瞭なサウンドも明瞭でないサウンドもどちらも作れたらよいですよね。
Focusing EQはそれが簡単にやりやすい。パラメーターが多くないので直感的に使える。DAWのパライコは視覚を使いすぎるが、ハイカット、ローカットしてからEQするという流れなので耳しか使わない。
膨らみを減らしてスッキリしたサウンドにしたい場合にミドルをカットするのも楽。大まかな音色とバランスを作るのには良いEQだと感じている。
EQに関しては現代よりキックは軽く、ベースが最低音を担う場合も多いことも留意する必要がある。ダッキングなどはされないので、アレンジ、演奏レベルで解決していることも多い。時間軸でカブりを解消するのがオールドスクールなやり方だ。
上手いプレイヤーは何も言わずともそうしてくれるけれど、打ち込む時はドラムも含めて考える必要がある。
らしさを完全に破壊するのは音量バランス。それぞれの楽器の音量感は時代性もあるので注意する必要がある。
次回以降は、打ち込み技術的なところと、フレージングの分析を同時に行う予定。譜面が苦手な人向けにピアノロールを使いながらやってみてもいいか。パッドでの演奏も出来たら作る。動画にして補足記事という形にするかは考える。

こういうものを必ず作っておこうと思う。レイドバック、記譜できないような音価などもみられる。ゴーストノートを強調する必要があるところなど、演奏しない人にはわかりにくいかもしれないが、ピアノロールならわかるだろう。
文字を読むより動画のほうが音が聞けていいという人のために作りました。煮物が出来たので終了。これくらいならTwitterにあげてる動画くらいの時間で出来るから、まめに作ってもいいですね…
プラグイン持ってないけど、こういうサウンド作りたいんだけどという人はサウンドがわかるかもしれません。
同様のセッティングでやった例。
フラットワウンドのスラップの音にちゃんとなっていて驚愕した。ベース弾いたほうが生々しく出来るけれど、打ち込みでオールドスクールなものが作れない時代は過去のものになったと言える。
こういうメロウなものでありそうなプレイをMODOBASS2で。ドラマーは100%自分のプレイとMODOBASS2と識別できたけど、他の人は識別出来なかった。自分のタイム感とそのようなフレージングにしてることもあるか。ボーカルサンプル以外は全て打ち込み。


